2026年6月12日から15日まで静岡県・伊豆ベロドロームで開催された『2026全日本選手権トラック』。

レースレポートで連日お届けしてきた通り、日本一の座をかけた真剣勝負に多くの観客・ファンが盛り上がった。
「全トラ」はトラック競技の日本一を決める大会であると同時に、「誰もが楽しめるイベント」でもある。

トラック競技を中心に、老若男女が笑顔になれる空間であることも、この大会の大きな魅力だ。本記事では、昼休みに場内で行われた「RCカーでケイリン」と「Tシャツバズーカプレゼント」の模様をお伝えする。

RCカーでケイリン

このイベントは6月13・14日のお昼休憩に行われた。週末ということもあり、多くのファンや観戦者が集まるなかで、その戦いは繰り広げられた。

ルールは、トラック競技の「ケイリン」と同じ。

・全6周
・途中まではペーサーが誘導
・ペーサー退避後に一気にスピードアップしてレースが展開される

そして、1試合ごとに1着5ポイント、2着3ポイント、3着2ポイント、4着1ポイントが与えられ、総合得点で優勝者が決まる仕組み。

試合模様の解説には“レジェンド”中野浩一氏が登場した。

試合は以下の4車立てで行われた。

1番車(緑) FUJITSUBO
2番車(白) プロトタイプ
3番車(赤) エネオス
4番車(白・黒) スマートテック

レースダイジェスト トラックならではの“バンク”を使った攻防

1レース目。先頭からプロトタイプ-エネオス-スマートテック-FUJITSUBOの並びで隊列が組まれる。ペーサー退避後、2周はプロトタイプがそのまま先行。

最終周回、第3コーナー付近で外から仕掛けてきたスマートテックがフィニッシュライン直前で捲って、1着となった。

2レース目は、FUJITSUBO-プロトタイプ-エネオス-スマートテックの並びでスタート。

ラスト3周もそのままFUJITSUBOが先頭を維持し続ける。最終周ではバンクの外側に上がって駆け降り加速。“ケイリン”さながらの動きによって後続車が前に出ることを許さなかった。

そのまま終始先頭をキープしたFUJITSUBOが1着。土曜の最終リザルトは以下の通り。総合得点でスマートテックが優勝となった。

順位 選手名 総合ポイント
1位 スマートテック 8ポイント
2位 FUJITSUBO 7ポイント
3位 プロトタイプ 4ポイント
4位 エネオス 3ポイント

尚、レースは日曜にも実施されたが、ここでもスマートテックが見事優勝を飾った。

優勝したスマートテックの操縦者 細田健之さんのコメント

「優勝できて嬉しいです。第1レースでは外側から攻めて1着になれました。操縦席からは見えなくなる位置だったので、賭けでしたが、勝ててよかったです。このような場所で走らせていただきありがとうございます。みなさまのおかげで走り切ることができました。」

“ケイリン”優勝者に嬉しいプレゼント

なお、本来のレースである男子エリートクラスのケイリンでは、サプライズの優勝副賞としてRCカーが贈呈された。優勝したの中野慎詞が見事に優勝カーである「スマートテック」を獲得し、歓喜する一コマがあった。

https://x.com/s_nakano0608/status/2066325344857260081

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日本一は中野慎詞 4年ぶりの金メダル/【2026全日本選手権トラック】男子ケイリン

Tシャツをバズーカで大“砲”出

ジェイソン・ニブレット短距離コーチ

「RCカーでケイリン」の後には、来場者にHPCJCのTシャツをプレゼントするコーナーが実施された。

Tシャツは“バズーカ”で客席に撃ち込むというもの。6月13日はナショナルチームのコーチ陣が“砲手”を担当した。

ダニエル・ギジガートラック&ロードエンデュランスヘッドコーチ

ロス・マチェフスキー中長距離ヘッドコーチ

Tシャツが打ち出されると、全員の視線は空中のTシャツへ。

見事Tシャツを獲得した人は喜びに溢れ、周りの方から大きな拍手をもらっていた。

大会3日目の6月14日(日)にはレース解説を務めていた鈴木奈央選手、会場内で「NAGASAKO COFFEE」を出店していた長迫吉拓選手がバズーカを担当。こちらもTシャツが打ち出されるたびに、大きな歓声で会場が包まれていた。

レースだけじゃない“エンタメ”でも盛り上げる

2025年の前回大会からレース観戦以外にも楽しめる空間作りへと取り組んできた全トラ。

まだ競技のことがよくわからないお子さんや、観戦初心者の方たちにもエンタメやレジャーとして「楽しい1日だった」と感じてもらえるように今後も大会そのものの進化は続いていく。

来年以降も、どのようにアップデートされていくのか。ご注目いただきたい。

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