あと数日で始まる熱い戦い。6月12日(金)〜15日(月)の4日間、伊豆ベロドロームで『2026全日本自転車競技選手権大会トラック』(=全トラ)が行われる。
開催まで1週間を切り、公式ホームページではエントリーリストも公開された。
そこで、「全トラ」に参戦するメンバーや各々が参加する種目から、今回の大会で注目すべきポイントをお伝えする。
はじめに 「全トラ」って何?
年に1度、各国で国内ナンバーワンを決めるために行われる「国内選手権」。全トラはその日本版で、一言で表すなら「日本一を決める大会」。
出場選手が獲得できるUCIポイント(オリンピックや世界選手権に出場するために必要なポイント)は、3カ国以上が参加する国際大会(クラス2)と同等であり、高みを目指す選手たちにとっては欠かせない機会となっている。
注目ポイント1/国内屈指の実力を持つ、ナショナルチーム
まずは、本大会における日本ナショナルチームのエントリーについて確認していこう。
2026年は3度のワールドカップに『2026 ジャパントラックカップⅠ/Ⅱ』と、世界の強豪との戦いを経験してきたナショナルチーム。
国内大会の「全トラ」にもナショナルチーム所属選手が多く登場。普段はチームとして共に戦う仲間同士の同士での戦いも繰り広げられるだろう。
以下は、ナショナルチーム所属選手のエントリー種目(掲載はエントリーナンバー順)。
短距離男子
| 名前 | 所属チーム | エントリー種目 |
| 三神遼矢 | チーム楽天Kドリームス | スプリント、ケイリン |
| 高橋奏多 | JPCA | スプリント、ケイリン |
| 中野慎詞 | チーム楽天Kドリームス | スプリント、ケイリン |
| 市田龍生都 | チーム楽天Kドリームス | 1kmTT、スプリント |
| 太田海也 | チーム楽天Kドリームス | スプリント |
| 尾野翔一 | チーム楽天Kドリームス | 1kmTT、スプリント、ケイリン |
| 中石湊 | チーム楽天Kドリームス | スプリント、ケイリン |
中長距離男子
| 名前 | 所属チーム | エントリー種目 |
| 三浦一真 | HPCJC-BRIDGESTONE ANCHOR | 1kmTT、個人パシュート、スクラッチ、マディソン、オムニアム、チームパシュート |
| 矢萩悠也 | HPCJC-BRIDGESTONE ANCHOR | 1kmTT、個人パシュート、ポイントレース、マディソン、オムニアム、チームパシュート |
| 河野翔輝 | HPCJC-BRIDGESTONE ANCHOR | 1kmTT、個人パシュート、スクラッチ、オムニアム、チームパシュート |
| 梅澤幹太 | HPCJC-BRIDGESTONE ANCHOR | 1kmTT、個人パシュート、ポイントレース、マディソン、オムニアム、チームパシュート |
| 木綿崚介 | HPCJC-BRIDGESTONE ANCHOR | 1kmTT、個人パシュート、スクラッチ、エリミネーション、マディソン、オムニアム、チームパシュート |
| 今村駿介 | Lotto-Groupe Wanty | 個人パシュート、ポイントレース、スクラッチ、エリミネーション、マディソン、オムニアム |
| 兒島直樹 | HPCJC-BRIDGESTONE ANCHOR | 1kmTT、個人パシュート、ポイントレース、エリミネーション、マディソン、オムニアム、チームパシュート |
| 山本哲央 | TEAM UKYO | 1kmTT、個人パシュート、スクラッチ、エリミネーション、マディソン、オムニアム、チームパシュート |
| 岡本勝哉 | HPCJC-BRIDGESTONE ANCHOR | 1kmTT、個人パシュート、スクラッチ、マディソン、オムニアム、チームパシュート |
| 窪木一茂 | TEAM UKYO | 1kmTT、個人パシュート、エリミネーション、マディソン、オムニアム、チームパシュート |
| 橋本英也 | JPCA | 1kmTT、個人パシュート、ポイントレース、スクラッチ、エリミネーション、マディソン、オムニアム |
| 松田祥位 | HPCJC-BRIDGESTONE ANCHOR | 1kmTT、個人パシュート、スクラッチ、チームパシュート |
短距離女子
| 名前 | 所属チーム | エントリー種目 |
| 山田南 | JPCA | スプリント、ケイリン |
| 酒井亜樹 | チーム楽天Kドリームス | スプリント、ケイリン |
| 佐藤水菜 | チーム楽天Kドリームス | スプリント、ケイリン |
| 仲澤春香 | チーム楽天Kドリームス | スプリント、ケイリン |
中長距離女子
| 名前 | 所属チーム | エントリー種目 |
| 水谷彩奈 | HPCJC-BRIDGESTONE ANCHOR | 1kmTT、個人パシュート、スクラッチ、エリミネーション、マディソン、オムニアム、チームパシュート |
| 梶原悠未 | TEAM Yumi | 1kmTT、個人パシュート、ポイントレース、スクラッチ、エリミネーション、マディソン、オムニアム |
| 岡本美咲 | HPCJC-BRIDGESTONE ANCHOR | 1kmTT、個人パシュート、ポイントレース、スクラッチ、マディソン、オムニアム、チームパシュート |
| 北中成実 | 法政大学 | 1kmTT、個人パシュート、エリミネーション、オムニアム、チームパシュート |
| 垣田真穂 | HPCJC-BRIDGESTONE ANCHOR | 1kmTT、個人パシュート、ポイントレース、エリミネーション、マディソン、オムニアム、チームパシュート |
| 池田瑞紀 | HPCJC-BRIDGESTONE ANCHOR | 1kmTT、個人パシュート、ポイントレース、スクラッチ、マディソン、オムニアム、チームパシュート |
| 内野艶和 | HPCJC-BRIDGESTONE ANCHOR | 1kmTT、個人パシュート、ポイントレース、スクラッチ、マディソン、オムニアム、チームパシュート |
| 近田ちひろ | 八戸学院大学 | 個人パシュート、ポイントレース |
注目ポイント2/世界選手権に向けたアピールの場としての意味合い
2026年10月、中国の上海で開催される『2026世界選手権』までにポイントを獲得できる機会として、国内で開催されるのはこの『全日本選手権トラック』、9月下旬から10月上旬の『愛知・名古屋アジア競技大会』しか残されていない。当然、代表選考におけるアピールのためには重要なチャンスになり得る大会。応援する側にとっても、「世界を見据えた戦い」を見られる大事な機会となるのだ。
注目ポイント3/1kmTTは中長距離選手たちにチャンスあり?
短距離種目として分類される1kmTT(タイムトライアル)。昨年大会と比較するとナショナルチームの中長距離選手が数多く参戦している一方、短距離選手の多くがエントリーを見送っている(市田龍生都、尾野翔一がエントリー)。
おそらく翌日の6月16日(火)〜21日(日)に開催されるG1『高松宮記念杯競輪/パールカップ』を見据えての判断だと思われ、中長距離の選手にとってはチャンスが到来する形となった。
短距離選手の爆発的なスプリントが勝るのか、中長距離の選手たちの持久力と的確なペース配分が上回るのか。勝負の行方をじっくり見届けたい。
▶︎ちなみに前回の女子では、佐藤水菜が中長距離のエリミネーションに挑戦して話題に
【2025全日本選手権トラック】佐藤水菜が中長距離に!長迫吉拓&橋本英也がスプリントに!新田祐大が1kmTTに!エントリーリスト公開
今後も、新しい情報が入り次第お伝えしていく。ぜひ『More CADENCE』と一緒に「全トラ」を楽しんでほしい。
▶︎その他の情報は『2026全日本選手権トラック』公式サイトへ
