日本史上最高位 窪木が銀メダル

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窪木一茂選手 インタビュー

Q:銀メダル獲得、おめでとうございます!

ありがとうございます。2年連続のアルカンシェルを狙ったのですが……まだ力が足りないです。すごく悔しいです。

Q:序盤のスクラッチ、テンポレースで1位→2位と非常に良い滑り出しでした。

すごく良い感触でした。ただ、その後のエリミネーションで行き場をなくして除外となってしまいまいた。その時点で1位で、点差も20点離れていたので、どこか「この種目でトップを取らなくても」という気持ちもあったのかもしれません。弱さが出てしまったのかなと思います。

Q:迎えた最終ポイントレース。序盤は少し消極的な形になったように見えました。

これまでの中でも、最悪なレースになりました。本当に何もしていないような形で……

Q:それまでの疲れがあった?

落車や体調不良もあり、それが響いてギアを落としていたので、いつもと違う状態ではありました。それでもチームの方のケアもあり、最終的には2位に入ることができて良かったです。感謝しています。

Q:後半にいくにつれてラップも決め、いつもの窪木選手らしい動きになっていきました。

レースが進む中で脚がどんどん回るようになってきて、自分から行こうという気持ちにもなりました。後半はすごく良かったです。

Q:アタック合戦になり、見ている側も状況把握が難しい状況でしたが、窪木選手自身は理解していましたか?

上と下の順位や状況はしっかりと把握していました。

Q:ラストのスプリントでポイントを取ってメダル獲得。どのような思いでしたか?

絶対に取ろうという気持ちでした。ただ、ラスト20周くらいからは脚がつってしまってすごくキツくて。その痛みを気持ちで押し込み、なんとかポイントを得ることができましたが、1位を取れれば金メダルでしたね。悔しかったです。

Q:世界選手権、4種目制のオムニアムは初出場にしてメダル獲得です。

やっぱり優勝が良かったですが、2位という結果は自信になります。「もっとこうしよう」という気持ちがすでにあるので、次に向けて頑張りたいです。

Q:このメダル獲得、最初に伝えたい人は?

家族にすぐに連絡したいです。あとはチームメイト、そして日本では『寛仁親王牌』もやっていますが、開催前に福島の先輩方から激励の連絡をいただいていました。いずれはそっち(競輪)でも活躍したいと思っているので、「早くこっちに来い」と言われるように、もっと強くなりたいです。優勝すれば競輪場でダイジェストも流れるので、そこで「限界? 気のせいだよ!」とかやりたかったです(笑)。

Q:最終日にマディソンが残っています。抱負をお願いします。

今日の悔しさをぶつけて、暴れ散らかしたいです。気合い入れて頑張ります。