兒島直樹選手 インタビュー
Q:惜しくも4位。レースを振り返ってみて、いかがでしょうか?
大好きなポイントレースで、とても楽しみに今日を待ち望んでいました。
複数の選手が抜け出していくなか、自分もタイミングを模索していたのですが、結局は1人で抜け出す展開になり、うまくラップに繋げることはできたものの、そこからは回復までに時間がかかってしまいました。
Q:自分の順位は、レース中に確認できていましたか?
序盤から場内のモニターを見ていると精神的に参ってしまうと思ったので、今回は獲得ポイントを確認しないように決めていて、レースの展開だけに集中して走っていました。
Q:単独でアタックを仕掛けた時、かなりキツそうな表情をしているように見えました。
最初は長く保つペースで走ろうと考えていたのですが、集団が休もうとする雰囲気が出ていたので、早くペースを上げてラップしようと焦りすぎてしまいました。そこから集団が活性化してというのを繰り返して、かなり足を使ってしまいました。
Q:何度か1着5ポイントを獲得する場面がありましたが、これは日本競輪選手養成所でのトレーニングが活きているのでしょうか?
これまでは流れでポイント獲ることが多かったなか、今回は前の選手をしっかり捲りにいって、ポイントが獲ることができました。養成所で磨いてきたスピードが発揮されたのかなと思います。
Q:残り10周を切った時点で3位に位置していたことは分かっていましたか?
そのあたりからはモニターを見てレースを走ろうと考えていたのですが、自分が確認するタイミングでは、毎回下位の順位が表示されていて……(笑)。
タイミングが合ったときに自分より下位のドイツ選手と4ポイント差ぐらいであることが分かって、ドイツだけマークしておけば平気かなと思っていたのですが、まさか暫定31ポイントのフランスの選手が1着フィニッシュで逆転するとは思っていませんでした。逆転される可能性のある選手まで、しっかり確認しておくべきだったなと後悔しています。
Q:自分が4位だと分かったのはどのタイミングですか?
フィニッシュした後にスクリーンを確認したら4位に下がっていたので、すごく悔しかったです。
Q:わずか1ポイント差での4位。これからの課題はどんな部分でしょうか?
もっとクレバーな走りをしていれば、ラップを仕掛けるタイミングでも足を溜めながら走れたと思いますし、やれることはまだまだあったと思います。もっとレースを客観的に見て走れるように、冷静に走れるようにしなければならないと思います。
Q:一方で、メダルまであと一歩というところまで来ました。ご自身の成長も感じますか?
メダルが見えるところに来たというのは嬉しいですが、アルカンシェルを獲るには、まだまだ足りないものが多いと思います。養成所でさらにスピードと体力面を強化して、他を圧倒できるような脚力をつけていきたいです。
Q:最終日にはマディソンに出場されます。最後に抱負をお願いします。
窪木さんと一緒に走れるので、とてもワクワクしています。すごくレベルの高いレースが繰り広げられると思うのですが、しっかり窪木さんと息を合わせて、今度こそアルカンシェルを目指して走りたいです。
 
                

 
                         
                         
                        