オーガンスティーンが初の戴冠 山本哲央は8位入賞

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山本哲央選手 インタビュー

Q:初の世界選手権でのスクラッチ。レースを終えた感想を聞かせてください。

チームパシュートで自信を失っていて弱気になっていた部分もあったのですが、レースが始まってからは落ち着いて走れました。最後、自分から行けていればもう少し上の順位が見えていたのかなと思います。

Q:すごく展開が早いレースとなりましたが、スピード感はいかがでしたか?

テンポレースのようなスピードで、前に行こうとする選手が多くてすごかったです。やっぱり、アジアのレベルとは違いました。

Q:逃げ集団に追いかけていった時はどんな思いでしたか?

めちゃくちゃキツかったですが、取り残されたのはわかっていたので、勝負に絡むためにはあそこで行くしかなかったです。後ろにレイタオ選手もいて、もう少し休ませてもらえるかなと思ったのですが、彼に使われてしまったような感じでした。

Q:前の集団を捕まえたあとは少し安心できましたか?

いえ、いつ千切れるかわからないような状態でした。周りのメンバーを見渡してもスプリントのある選手が残っていた中、最後に勝負できる体力も残っていなかったので……「ちくしょう!」と思いながら走っていました。集団を捕まえた直後も、早い段階で逃げていたメンバーが脚を残した状態でさらに動いていくような形だったので、最初の判断が遅れてしまったことが響いてしまったのかなと思います。

Q:課題はどのような部分になるでしょうか?

今シーズンを振り返っても、メンタルの部分で一気に自信をなくしてしまったりすることがありました。しっかりと練習を積んで、自信をつけて、また来年この舞台に立ちたいと思います。

Q:残す種目は個人パシュート。目標タイムは?

4分10秒台前半。15秒は絶対に切れるように頑張ります。