『文部科学大臣杯 第80回全日本大学対抗選手権自転車競技大会(トラック)』が千葉市にて開催された。
8月29日から31日の3日間にかけて行われた熱戦の女子種目をレポートする。

池田&垣田の最強コンビ マディソン

女子マディソンはナショナルチームで着々と強くなっている垣田真穂&池田瑞紀(早稲田大学)のコンビが圧倒的な強さを見せて優勝。

大学名 選手名 ポイント
1位 早稲田大学 池田瑞紀
垣田真穂
85
2位 日本体育大学A 大関奏音
水谷彩奈
23
3位 八戸学院大学 丸子南徠
近田ちひろ
-5

垣田がスプリント?

女子スプリントには何と垣田真穂がエントリー。初出走となったスプリントだが予選のタイムは11秒800でトップ通過。その後も持久力とスプリント力を活かし、決勝では室谷榎音(八戸学院大)との3本目までもつれ込むレースを制して優勝を遂げた。

選手名 大学名
1位 垣田真穂 早稲田大学
2位 室谷榎音 八戸学院大学
3位 大野風貴芽 日本体育大学

池田 別格の強さを見せる オムニアム

女子オムニアムには池田瑞紀と水谷彩奈(日体大)を含む11人がエントリー(内2人はDNS)。スクラッチは水谷が見せ場を作って1着となったが、その後は池田が異次元の強さを見せてレースを支配した。最後のポイントレースでは大差をつける走りを見せて、この種目の大学ナンバー1の座に輝いた。

選手名 大学名 ポイント
1位 池田瑞紀 早稲田大学 180
2位 水谷彩奈 日本体育大学 130
3位 近田ちひろ 八戸学院大学 119
文部科学大臣杯第80回全日本大学対抗選手権自転車競技大会, インカレ, TIPSTAR DOME CHIBA

エリミネーションの一騎打ちでは水谷をかわして先着

垣田が大会新&優勝 個人パシュート

女子個人パシュートは予選で垣田が4分51秒791の大会新をマーク。決勝では水谷彩奈(5分04秒149)との対戦となり、途中で水谷に追いついてレースは終了。欧州帰りの実力を見せる形で垣田が優勝を果たした。

選手名 大学名 タイム
1位 垣田真穂 早稲田大学 追抜勝ち
2位 水谷彩奈 日本体育大学 OVT
3位 近田ちひろ 八戸学院大学 5:13.147

池田&垣田がチームスプリントにも?

スプリントに引き続き、インカレならではの編成となったのはチームスプリント。早稲田大学は垣田、池田、大蔵こころの3人をチームとしてエントリー。予選のタイムは52秒980でトップ通過となった。決勝は鹿屋体育大学とのホームバックに分かれてのレース。決勝ではタイムを更に伸ばして52秒55で鹿屋体育大学を1秒半ほど上回るタイムで先着。早稲田大学が、チームスプリント女子大学ナンバー1となった。

大学名 選手名 タイム
1位 早稲田大学 大蔵こころ
池田瑞紀
垣田真穂
52.550
2位 鹿屋体育大学 加藤明日香
年見穂風
岩元美佳
54.041
3位 日本体育大学 大野風貴芽
伊藤來未
米田千紘
53.374

初の学生チャンピオンは大野 1kmTT

1kmタイムトライアルは大野風貴芽(日体大)が1分13秒130の大会記録で優勝。女子の1kmタイムトライアルは今大会が初めての採用となり、大野が栄えある1回目のチャンピオンに輝いた。

選手名 大学名 タイム
1位 大野風貴芽 日本体育大学 1:13.130
2位 室谷榎音 八戸学院大学 1:13.463
3位 丸子南徠 八戸学院大学 1:14.146

女子トラック総合リザルト

大学名 ポイント
1位 早稲田大学 39
2位 日本体育大学 38
3位 八戸学院大学 33

リザルト一覧

垣田真穂・池田瑞紀インタビュー

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