2025年8月22日より、静岡県・伊豆ベロドロームで幕を開けた『2025全日本選手権トラック』。
大会3日目、24日に実施された女子マディソン、そして女子スクラッチのレース結果をお伝えする。
マディソンとは?
2人1組での出走、交代時の手つなぎリレーが特徴的な種目。10周ごとのスプリント周回で1着に5ポイント、2着に3ポイント、3着に2ポイント、4着に1ポイントが与えられ、最終的な合計ポイントが多いチームが勝利となる。
女子マディソン
80周、8回のポイント周回で行われたレース。チーム楽天KドリームスA(垣田真穂・内野艶和)、チーム楽天KドリームスB(池田瑞紀・水谷彩奈)、八戸学院大学(近田ちひろ・丸子南徠)の3チームのみの出場となった。
最初の2回のポイント周回は、チーム楽天Kドリームスの2チームが交互に1着を取り合って幕を開ける。
ポイント差がつきにくい状況のなかだったが、中盤から力を見せたのはチーム楽天KドリームスA。
前年の優勝コンビであり、パリオリンピックにも出場した実力を発揮し、連続で1着=5ポイントを獲得していく。
八戸学院大学が除外され、2チームによる争いとなった終盤には垣田がアタック。
手を緩めることなく走り続け、残り7周ではラップ(1周追い抜き/+20ポイント)に成功。
最終的に59ポイントを積み上げ、大差での優勝を決めた。
順位 | 所属 | 選手名 | ポイント |
1位 | チーム楽天KドリームスA | 垣田真穂 内野艶和 |
59 |
2位 | チーム楽天KドリームスB | 池田瑞紀 水谷彩奈 |
33 |
3位 | 八戸学院大学 | 近田ちひろ 丸子南徠 |
DNF |
女子スクラッチ
同日には、スクラッチも実施。レースは7人で争われた。
最後まで集団はひと塊となっていたが、最終周回に入るところで仕掛けていったのは水谷。
ほぼ同じタイミングで動いた内野は外を回るような形となり後手を踏むが、スプリント力を活かして水谷に並びかけていく。
最後に水谷をかわした内野が1着。2着に水谷、3着には垣田。チーム楽天Kドリームスの選手が表彰台を独占する結果となった。
内野はこの大会5つめの金メダルを手にした。残すは最終日の個人パシュートとポイントレース。内野の全種目制覇に期待が掛かる。
順位 | 所属 | 選手名 |
1位 | 内野艶和 | チーム楽天Kドリームス |
2位 | 水谷彩奈 | チーム楽天Kドリームス |
3位 | 垣田真穂 | チーム楽天Kドリームス |