日本競輪選手養成所にて、6月2-5日にわたって行なわれた第129・130回生の第1回記録会。
ゴールデンキャップ獲得者をはじめとした候補生のインタビューはすでに掲載したが、本記事では写真を中心にレポートする。
ここで紹介しきれなかった写真も多数あるので、ぜひ写真ギャラリーもご覧いただきたい。
1日目(6月2日)
1日目には午前に男女200m、午後に500m(女子)、1000m(男子)を実施。
女子200m
トップタイムを記録したのは、ナショナルチームの一員としても活躍する小原乃亜。
わずかに11秒台には届かなかったものの、12秒04というタイムを記録。2番手は川上いちご(12秒08)。
続くタイムを記録したのは適性入所組の伊藤梨里花と山田南。
伊藤はソフトボールからの転向、山田は兄に競輪選手(山田駿斗・123期)を持つが自転車未経験というキャリア。わずかにゴールデンキャップ基準タイム(12秒30)には届かなかったが、ともに力を見せる形となった。
男子200m
男子も、ナショナルチームメンバーである高橋奏多がトップタイム。
2番手は、ともに日本大学で研鑽を積んだ伊藤京介と吉川敬介が並んだ。

女子500m
午後には、総合力を問われる500m / 1000mを計測。
女子のトップは、200mでわずかに小原に遅れた川上いちご。
ゴールデンキャップ基準タイム(38秒30)を大きく上回る36秒43という好タイムを記録。
適性入所の緒方詩央里も5番手に入る走りを見せた。
2種目を終え、女子の1日目が一足早く終了。
男子1000m
トラック競技おいても、過酷な種目として知られる1000m。
男子トップは、かつてナショナルチームでも活躍、プロサイクルチーム「スパークルおおいた」のメンバーとして知られる沢田桂太郎。
2位に1秒近い差をつける1分6秒46を記録。
「こんなタイムが出ると思わなかった」と自ら語る快走を披露した。
一方で高橋奏多は、ゴールデンキャップ基準タイム(1分8秒00)にわずかに及ばず。目標としていたゴールデンキャップをここで逃してしまう結果となった。
なおこの記録会では、実際に走るだけでなく、残り周回を知らせることなども候補生たちの重要な役割のひとつ。
スムーズに計測が行われるよう、全力を尽くしサポートし合う。