女子スプリント

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女子ケイリン

同日に続けて行われたケイリンは、1回戦(2位まで勝ち上がり)→敗者復活戦(2位まで復活)→準決勝(3位まで勝ち上がり)→決勝の勝ち上がりで実施。

決勝

決勝へと駒を勧めたのは以下の6人。

佐藤水菜 日本
アリナ・リシェンコ AIN(個人中立選手)
ヤナ・ブルラコヴァ AIN(個人中立選手)
キム・ハウン 韓国
仲澤春香 チーム楽天Kドリームス
ファン・ヒョンセオ 韓国

ファン、ブルラコヴァ、仲澤、リシェンコ、キム、そして最後方から世界チャンピオン、虹色のアルカンシェルを着用した佐藤の並びでレースが進む。

ブルラコヴァがやや前との距離を空けながら、残り3周に入る。

そして仲澤が積極的に仕掛けて先頭に立ち、残り2周。

残り1周半を過ぎた3コーナーから4コーナー。レースが大きく動く勝負どころで、5番手のリシェンコが落車するアクシデントが発生。

直後にいた佐藤は落車に巻き込まれることを避けたが、大きく外を回る形となってしまった。

そして仲澤が先頭、ブルラコヴァが2番手で最終周回へ。

ブルラコヴァが仲澤を捕まえに動くなか、猛スピードで外から挽回していく佐藤。

最終ストレート、佐藤が追い込んでいくが及ばず、先着はブルラコヴァ。佐藤は悔しい形での2着。3着に入ったのはファン・ヒョンセオ。仲澤は5着。

順位 選手名 所属
1位 ヤナ・ブルラコヴァ BURLAKOVA Yana AIN/個人中立選手
2位 佐藤水菜 日本
3位 ファン・ヒョンセオ HWANG Hyeonseo 韓国

リザルト

佐藤水菜 インタビュー

Q:まずは最初の種目、スプリントでの優勝、おめでとうございます。

レベルの高い選手たちが集まって、自分が持つ力以上のものを出して戦わなくてはいけないという状況を、日本でのレースで経験できたというのは、非常に素晴らしい機会だったと思います。と同時に、めちゃくちゃキツかったです。

Q:決勝は、ヨーロッパのスプリントチャンプとの戦いでした。

ヤナ・ブルラコヴァ選手も、アリナ・リシェンコ選手も、タイムだけでなく技術的にすごく高い選手です。どうやって戦っていくべきかを模索しながら、自分の全力を尽くして勝つことができたのはすごく嬉しいです。

Q:あらためて、スプリントのレースを振り返ってみてどうでしょうか?

なんでこんなキツい種目をやってるんだろう、とは思いました(笑)。

世界選手権などの舞台を考えたら、この先でもっともっと強い選手と対戦するという可能性もあると思います。その意味では、技術面や体力面ではすごく課題を感じています。もちろん勝てたことは喜びたいですが、この先を見据えて、コーチと話し合っていく必要があるな、と思いました。

Q:一方で、ケイリンではアクシデントもあり銀メダルという結果となりました。

ヤナ・ブルラコヴァ選手は、自力を出したら強い選手。最後にかわしきれなかったのは、やっぱり彼女の強さを感じました。

Q:最後に、今後に向けての展望をお願いします。

コーチ陣が新体制となり、特にウェイトトレーニングに関してはすごく効果を感じていて、信じて続けていけばもっと明るい未来が見えるんだろうな、と実感しています。3日目以降も頑張ります。

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