個人パシュート
2025年から、男女4kmに統一されたタイム計測種目。
予選タイムトライアルで、順位決定戦は2人の選手がホーム／バックへ分かれ同時にスタートする形式で実施。先にフィニッシュするか相手選手に追いつけば勝ちとなりますが、タイム計測種目ゆえ、記録を狙う場合は追い抜き後も走る続けることができます。
スタートからハイペースで飛ばすタイプ、一定のペースを維持するタイプなど選手のスタイルはさまざま。序盤で大差がついていても、終盤で逆転劇が起こることもあるので、最後の一瞬まで目が離せません。
マディソン
基本的なルールはポイントレースと同じく、10周ごとに設けられたポイント周回を4位までに通過、またはラップ（メイン集団を1周追い抜き）でポイントが加算され、合計獲得ポイントで勝敗が決まる種目。しかし、大きな違いは「2人1組で行われる種目」ということ。
繋いだ手を支点に弾みをつけてペアのスピードを上げる「ハンドスリング」で走者交代し、レースを進めていきます。交代のテクニックとタイミング、ポイント周回前の位置取り、スプリント勝負に注目。ものすごい人数が入り混じりレースが進む様は、ヴィジュアル的にも圧巻です。
ちなみに、先頭が分からなくなったら審判の動き（先頭を指さします）をチェック！
チームパシュート
4人1組のチームで4kmを走り、3番目の選手がゴールしたタイムを競う。
ポイントは、「4人で作る1本のライン」。空気抵抗を避けるために隊列を一直線に揃える必要があり、それは「同じ1本の床板に4人が乗っている」と言われるほど。走行する選手同士のタイヤ間距離は10cm、一糸乱れぬ美しい走りが魅力です。
タイムトライアルで行われる予選後は、2チームごとに先着を競う対戦方式。個人パシュートと同じく、対戦方式では追い抜き（他チームを追い越す）しても勝者となるため、「団体追い抜き」とも呼ばれます。
