元ジュニア世界選手権銀メダルコンビ 池田瑞紀と垣田真穂が諦めない走りを見せ、トラックネーションズカップ女子マディソンで9位となった。2023年からエリートクラスに昇格したルーキー2人のレースをお伝えする。
女子マディソン
2024トラックネーションズカップ第1戦オーストラリア・アデレード大会2日目となる2月3日に女子マディソンが実施された。エントリーは11チーム。日本からは池田瑞紀と垣田真穂、そして世界からはイギリス、オーストラリア、ベルギー、ニュージーランドのアメリカなど強豪が出場した。
マディソンのルールはこちら
女子マディソンは120周30kmで争われる。
レースがスタートするとイギリス、オーストラリア、アメリカがポイントを量産していく展開となる。一方で日本チームはメイン集団に遅れずに走るが、なかなかポイント周回では前に出れない形。
日本の単独アタック
中盤を過ぎてもイギリス、アメリカ、オーストラリアの3チームがポイントを独占。そんな中、残り30周を切ってレースの中でアタックしたのは日本チーム。
集団から勢いよく飛び出すと、単独で周回を重ねていく。メイン集団を1周追い抜きすることはできなかったが、残り20周のポイント周回では1着5ポイントを獲得することに成功した。その後は集団に追いつかれてしまう。
イギリスが大差、注目は2位争い
レースはこの時点で、イギリスが大差を付けていたため、事実上の優勝となり、注目されたのは2位争い。
オーストラリア(15ポイント)、アメリカ(14ポイント)、チームインスパイアード(イギリスのトラックチーム:14ポイント)が横並びとなり、残り2回のポイント周回でメダルを狙っていく。
残り10周回のポイント周回で一歩抜け出したのはアメリカ。1着5ポイントを獲得し、合計19ポイントに数字を伸ばす。オーストラリアは17ポイント、チームインスパイアードは15ポイント。
残すは最終周回でのポイント。最後は獲得ポイントが2倍(1着10、2着6、3着4、4着2)となるため、最後までメダル争いから目が離せない展開となる。迎えた最終周回では、観客の大声援を受けてオーストラリアチームが加速していき、1着10ポイントを獲得。
ホームチームが最後にアメリカチームを逆転する形でオーストラリアが2位となった。3位はアメリカ。
優勝はイギリス、2位がオーストラリア、3位にアメリカ、日本チームはアタックによって得た5ポイント獲得で、9位という最終結果となた。
順位 | 選手名 | 所属 | ポイント | |
1位 | ケイティ・アーチボルド エリナー・バーカー |
ARCHIBALD Katie BARKER Elinor |
GBR | 31 |
2位 | ジョージア・バーカー アレクサンドラ・マンリー |
BAKER Georgia MANLY Alexandra |
AUS | 27 |
3位 | ジェニファー・バレンテ リリー・ウィリアムズ |
VALENTE Jennifer WILLIAMS Lily |
USA | 23 |