イギリスが貫録の強さで優勝 池田&垣田ペアは9位

2/2 Page

日本チーム(池田瑞紀&垣田真穂)インタビュー

池田:これまでは落車もあり、国際大会でマディソンを走り切れたことがありませんでした。落車の不安もありましたが今日初めて120周走ることができたのは、垣田選手とのペアで毎周回声を掛け合ってやれたからだと思います。自信につながりました。

垣田:大きな大会でのマディソンはジュニア以来。私たちはまだ若手の選手なので、半分終わったら逃げてみるとか、たくさんチャレンジをしようとしていました。最初はうまく合わせられていなかったのですが、たくさん声をかけてくれたおかげで落ち着いて走ることができました。途中で逃げられたのも、声かけのおかげ。すごく感謝しています。

Q:逃げたタイミングで脚は残っていた?

池田:脚はあるにはあったのかな?よくわからないです(笑)私はいつも前半で慌ててしまうのですが、今回は落ち着いて走るよう指示されていました。「行くしかない!」という気持ちで行きました。

Q:あれはラップ(1周追い抜き)狙いだったんでしょうか、ポイント狙いだったんでしょうか?

垣田:「とりあえず逃げる」という感じでした。こういう大きな大会で後ろでフラフラしていても成長できないですし、逃げて追いつかれたとしてもラップされないように頑張ろう、ということは事前に話していました。だから、私は何も考えずに行きました(笑)キツくて、何度も諦めそうになったけど、1周ごとに声をかけてもらって。救われました。

Q:今後に向けての抱負を聞かせて下さい。

池田:レースを走る中で、自分が怖がっていることを自覚したし、強い選手の走りをレース中に見ることもできました。気持ち、実力、技術、さまざまな面で学ぶことが多かったです。この経験を無駄にせず、強い選手とスプリントで絡んでいけるような力をつけていきたいです。

垣田:いつも相方に助けてもらってばかりなので、自分が助ける側になれるようにしたいです。後ろで無駄脚ばかり使ってしまいがちですが、前で動けるよう、体力をつけたい。レースを学んでちゃんと考えて走れるよう、練習していきたいです。

更なる期待が持てる走り 日本が5位 チームブリヂストンサイクリングが6位 男子マディソン/2024トラックネーションズカップ第1戦 オーストラリア

ニュージーランドが好タイムで優勝 日本チームは予選突破ならず 女子チームパシュート/2024トラックネーションズカップ第1戦 オーストラリア