オーストラリア・アデレードで始まった2024トラックネーションズカップ第1戦。オープニングの種目となったのは女子チームパシュート。日本は4分25秒418を記録し9位、予選を突破することができなかった。優勝は世界チャンピオンチームのイギリスとの接戦を制したニュージーランド。4分10秒台の好タイムでネーションズカップの開幕戦を制した。
2024年2月2日~4日の日程で開催が始まった「UCIトラックネーションズカップ第1戦」、女子チームパシュートには9チームがエントリーした。世界チャンピオンのイギリスチームを始め、開催国の強豪オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、アメリカなどに加えて、アジアから日本と中国も参戦。
日本チームは2023年同様に梶原悠未、池田瑞紀、内野艶和、垣田真穂の4人が勝負に臨んだ。レース開始前のオリンピックランキングで11位の日本は、出場件が得られる10位以内に入るため、1つでも順位を上げる必要がある。
レースは予選⇒1回戦⇒決勝の勝ち上がり。
予選はタイムの上位8チームが1回戦へと進む。
悔しい結果 しかし一歩前進
日本チームは予選2組に出走し、タイムは4分25秒418。先にスタートした中国のタイムを下回り、他国の結果を待つことになった。
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中国チーム(ワン・スス、ワン・シャオユエ、ウェイ・スワン、 チャウ・ホンジエ)
しかし、その後に出走したチームが日本チームのタイムを下回ることはなく、日本の最終結果は9位となり予選突破は成らず。
予選トップは2023年の世界チャンピオンにもなったイギリスチームでタイムは4分12秒311。ニュージーランド、オーストラリアが僅差で記載順に2位、3位となった。
強豪国のトップ争い
メダル争い。決勝はイギリス(予選トップ、1回戦2位)vs ニュージーランド(予選2位、1回戦トップ)、3位決定戦はオーストラリア対カナダの戦い。
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ニュージーランドチーム(ブライオニー・ボサ、アリー・ウォラストン、サマンサ・ドネリー、エミリー・シャーマン)
イギリスとニュージーランドのレースは、序盤からニュージーランドがリードする展開。
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イギリスチーム(ケイティ・アーチボルド、 エリナー・バーカー、ジョシー・ナイト、アンナ・モリス)
中盤から終盤にかけてジリジリとイギリスが追い上げてきたものの、最後は僅差でニュージーランドが逃げ切り優勝。優勝タイムは4分10秒229、イギリスは4分10秒578と好タイムながらも最後に届かず2位となった。
3位争いはオーストラリアが勝負を制して銅メダルを獲得。
順位 | 選手名 | 所属 | タイム | |
1位 | ブライオニー・ボサ アリー・ウォラストン サマンサ・ドネリー エミリー・シャーマン ミケイラ・ドルモンド |
BOTHA Bryony WOLLASTON Ally DONNELLY Samantha SHEARMAN Emily DRUMMOND Michaela |
NZL | 4:10.229 |
2位 | ケイティ・アーチボルド エリナー・バーカー アンナ・モリス ミーガン・バーカー |
ARCHIBALD Katie BARKER Elinor KNIGHT Josie MORRIS Anna BARKER Megan |
GBR | 4:10.578 |
3位 | ジョージア・バーカー アレクサンドラ・マンリー ソフィー・エドワーズ クロエ・モーラン メーブ・プルーフ |
BAKER Georgia MANLY Alexandra EDWARDS Sophie MORAN Chloe PLOUFFE Maeve |
AUS A | 4:14.565 |
※余談だが、表彰台にBAKERさんが3人の結果となった
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