会場となるベロドロームは?
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赤道直下の高温多湿なインドネシア・ジャカルタ。では次に『UCIネーションズカップ』第1戦の会場となる場所をご紹介。
会場となるのは「Jakarta International Velodrome」。
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元々あった屋外ベロドロームを「2018アジアンゲームズ」の開催に向けリニューアル。東南アジアに2つしかないUCI国際基準を満たした屋内ベロドロームへ生まれ変わった。
参照:2023 UCI Track Nations Cup Round 1「大会公式案内」
2019年ぶりのジャカルタ
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日本チームが「Jakarta International Velodrome」でレースを行うのは『2019アジア選手権トラック』ぶり。約4年前の本大会では、現ナショナルチームメンバーの以下の5選手を含め多くの選手が好成績を残し、日本チームのメダル量産に貢献した。
選手名 | 2019アジア選手権リザルト | |
短距離 | 太田りゆ | 女子スプリント8位 女子ケイリン4位 |
中長距離 | 橋本英也 | 男子チームパシュート2位 男子オムニアム1位 男子マディソン3位 |
窪木一茂 | 男子チームパシュート2位 男子ポイントレース6位 男子マディソン3位 |
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梶原悠未 | 女子チームパシュート2位 女子オムニアム1位 女子マディソン1位 |
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古山稀絵 | 女子チームパシュート2位 女子マディソン1位 |
ジュニアカテゴリーでは内野艶和がスクラッチで2位、オムニアムで2位、個人パシュートで5位になっている。
参照:UCIリザルト
東京2020オリンピックを経て世代交代も発生した日本ナショナルチーム。現地の雰囲気を上手く掴み、実力を最大限に発揮することを期待したい。
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ちなみに『2019アジア選手権トラック』開催時に大会チェアマンに実施したインタビューにて「インドネシアでのトラックワールドカップ開催を目指している」との言及があった。
ワールドカップからネーションズカップへ名称が変更されたが、『2023ネーションズカップ第1戦』によって4年越しに構想が実現されたこととなる。インドネシアや東南アジアの自転車競技において、非常に大きな意味を持つ大会と言えるだろう。
その他レースレポートや選手インタビューなど、『2019アジア選手権トラック』を振り返りたい方はコチラ
『2023ネーションズカップ第1戦』に関する記事はコチラ