2021年よりスタートした、トラックワールドカップの後継大会『UCIネーションズカップ』。春から夏にかけて3大会が実施される本大会は、自転車トラック競技の国際大会として世界選手権・オリンピックに次いで高いUCIポイントを獲得できる大会である。

UCIトラックワールドカップ後継「UCIネーションズカップ」とは

4月にグラスゴーにて開幕し(第1戦)、5月にはミルトンにて第2戦が開催された2022年シーズンのネーションズカップ。その最終第3戦が、7月7日(木)から10日(日)にかけてカリ(コロンビア)にて開催される。

本記事では、UCIより発表されたエントリーリストを基に、注目選手たちをピックアップし、ご紹介していく。

※2022年6月8日にUCIより公開されたエントリーリストを参照。

中南米から多数参戦

シーズン最終戦となる第3戦のエントリー数は約250人。開催国コロンビアはもちろん、その他の中南米諸国からの出場選手が比較的多い大会となる予定だ。

そして、第1・2戦のメダリストや、過去の主要大会で多くの表彰台を獲得してきた強豪選手たちも複数エントリー。今大会は『2022世界選手権トラック』(10月)の前に開催される大会の中で、最も高いUCIポイントを獲得できるチャンスでもある。そのためここまで好成績を残せなかった選手たちにとっては重要視すべき大会となる。

なお、ネーションズカップ第1・2戦でメダルを複数枚獲得した日本は、本大会への出場を見送っている。

仕組みを解説!「トラック世界選手権」への出場条件は?/『2022世界選手権トラック』10月12日〜(フランス)

2022年第3戦の実施種目

カリにて開催されるネーションズカップ第3戦の実施種目は以下の通り。第2戦(ミルトン)の実施種目から、スクラッチが除かれ全9種目が実施予定。

短距離 スプリント、チームスプリント
ケイリン、1km/500mTT
中長距離 個人パシュート、チームパシュート
エリミネーション、オムニアム、マディソン

参照:UCI

短距離・男子

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