各種目に何人まで出場できる?

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出場枠の分配方法は?

前述したように、各種目には限られた出場枠が設定されている。

では次に、どうすればこの出場枠を獲得できるのか、その仕組みを順番にご説明していく。

※出場枠自体に限りがない、チームスプリントとチームパシュートについては割愛。

分配方法は種目によって異なる

世界選手権では、各種目によってその出場枠の分配方法が異なる。大きな違いは、基準となる「UCIランキングの種類」だ。

世界選手権の出場枠を分配する際に基準となるのは、「UCI個人ランキング」と「UCI国別ランキング」の2つ。

以下のように、どちらのランキングを基準にするのか、種目によって異なっている。

※正式には「UCIトラックランキング(UCI Track Ranking)」。本記事では「UCIランキング」に統一。

「個人ランキング」を基準に分配

以下の4種目は、「UCI個人ランキング」を基準に出場枠が分配される。

スプリント
ケイリン
1km/500TT
個人パシュート

各国の個人ランキング上位者が全員出場する想定で説明すると、各国の個人ランキング上位2位の選手をランキング順に並べた際、スプリントであれば上位30位以内、その他の3種目であれば上位24位以内(スプリントは出場枠が30、そのほかは24枠なので)にランクインしていることが必要、ということだ。

しかし、スプリントの場合、上位30位以内に各国から3人以上がランクインしていたり、上位にランクインしている選手が出場を見送る場合もある。そのため「UCI個人ランキング」で上位30位にランクインしていなくても、出場できる可能性はある。

逆に、上位30位以内に位置していれば出場枠の獲得はほぼ確実。あとは国内での選考を突破するのみとなる。

マディソンのみ「国別ランキング」を基準に分配

世界選手権で実施される種目のうちマディソンだけ、「UCI国別ランキング」のみを基準として、その出場枠が分配される。

よってシンプルに「UCI国別ランキング」で上位18位にランクインしている国が出場枠を獲得できるのがマディソンだ(もちろん、上位ランクインの国が出場を見送ることもある)。

どの選手を代表として選出するかは各国に委ねられているが、マディソンのUCIポイントが250ポイント以上の選手であることが条件となっている。

「個人・国別ランキング」両方を基準とるする種目

以下の4種目は、「UCI個人ランキング」と「UCI国別ランキング」の両方を基準とする種目。

オムニアム
スクラッチ
ポイントレース
エリミネーション

以上の4種目は前述したように、それぞれ最大24人までレースに出走することができる種目。

まず、各種目の出場枠のうち2/3の枠数、つまり16人分の枠は「国別ランキング」を基準として分配される(国別枠)。そして残る1/3(8人分)の枠は、「個人ランキング」を基準に分配される(個人枠)。

ただし、個人枠の分配対象となるのは、最初の国別枠を獲得できなかった国の選手のみとなっている。

対象の4種目で、ある程度結果を残し個人ランキングで上位にランクインしていても、自国の選手層の薄さゆえに国別ランキングで下位となってしまう国の選手などを考慮したシステムだ。

特別枠を獲得できるチャンピオンたち?

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