マシュー・リチャードソン

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クリスティーナ・クロナン

クリスティーナ・クロナン CLONAN Kristina, AUS, ポーリン・グラボッシュ GRABOSCH Pauline Sophie, GER, ミリアム・ヴェチェ VECE Miriam, ITA, Women's 500mTT, 2022 Track Nations Cup, Milton, Canada

(左から)ポーリン・グラボッシュ、クリスティーナ・クロナン、ミリアム・ヴェチェ

『2022 UCIネーションズカップ』での成績

出場種目 結果 参照リンク
第1戦・グラスゴー スプリント 11位 リザルト
ケイリン 8位 リザルト
チームスプリント 7位 レポート / リザルト
第2戦・ミルトン スプリント 15位 レポート / リザルト
ケイリン 10位 レポート / リザルト
500mTT 優勝 リザルト

ワールドカップの後継大会であるネーションズカップへは、今シーズンが初出場となったクリスティーナ・クロナン。第1・2戦に出場し、全6種目に出走した。

オリンピックや世界選手権のメダリストたちが多く参戦し、強敵揃いとなった女子短距離。惜しくも決勝進出とはならかった種目が続いたものの、500mTTでは見事優勝。世界の舞台で確かな爪痕を残す結果となった。

クリスティーナ・クロナン経歴

クリスティーナ・クロナン CLONAN Kristina, AUS, Final, Women's 500mTT, 2022 Track Nations Cup, Milton, Canada

オーストラリア・クイーンズランド州出身の1998年生まれ、24歳の女子短距離選手。

ロードレース、トラック中長距離選手として2019年まで活動し、2020年にトラック短距離へと転向した。

トラック競技の大会へは、2017年ごろから積極的に参加。国内・大陸選手権、そしてトラックワールドカップなどに出場し、マディソンやチームパシュートにて優勝を含む実績を残している。

2018-2019 TRACK CYCLING WORLD CUP I Women's Team Pursuit

2019年にはマディソンにて国内選手権2連覇やオセアニアチャンピオンへと輝くが、東京2020オリンピック代表選考での落選を機に、2020年春から短距離へと転向した。

そして、転向後1年も満たない間に実施された国内選手権2020年大会にて、いきなり短距離種目制覇の4冠を達成。

さらには、東京2020オリンピックを前に実施された国内選手権2021年大会でも、個人種目3冠を達成(スプリント・ケイリン・500mTT)。チームスプリントでも銀メダルに輝き、短距離全種目にてメダルを獲得。短距離デビューを果たした後、国内選手権にて金7枚・銀1枚を獲得する驚異の才能を見せつけた。

そんな驚異のデビューを果たしたものの、東京2020オリンピック延期に伴い、女子短距離代表に内定していたステファニー・モートンが引退を表明した後、その代替選手としてクロナンが選抜されることはなかった。

オリンピック初出場とはならなかったが、今回のネーションズカップ2022年大会の前に実施された国内選手権では、短距離の個人種目にてまたしても3冠達成。これにより2020年以来、国内選手権スプリント・ケイリン・500mTTの金メダルは、合計9枚全てクロナンただ1人によって獲得されたということだ。

さらに続くオセアニア選手権でも500mTTを制し、個人・チームスプリント、ケイリンで銀メダルを獲得。一度逃したオリンピック出場への野望を果たすため、進化し続ける強さを見せつけている。

主な実績

大会 種目 結果
2018年 ワールドカップ
(サン=カンタン=アン=イヴリーヌ)
チームパシュート 優勝
オセアニア選手権 ポイントレース 2位
個人パシュート 3位
チームパシュート 2位
2019年 オセアニア選手権 チームパシュート 優勝
国内選手権 マディソン 優勝
チームパシュート 2位
2020年 国内選手権 マディソン 3位
スプリント 優勝
チームスプリント 優勝
ケイリン 優勝
500mTT 優勝
2021年 国内選手権 スプリント 優勝
チームスプリント 2位
ケイリン 優勝
500mTT 優勝
2022年 オセアニア選手権 スプリント 2位
チームスプリント 2位
ケイリン 2位
500mTT 優勝
国内選手権 スプリント 優勝
ケイリン 優勝
500mTT 優勝

参照:Cycling Archives

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