最終種目 ポイントレース

ポイントレースはその名の通り、ポイントの合計を競うレース。オムニアムの場合はここまでの3種目でそれぞれ1位40p、2位38p、3位36pといった具合に得点が与えられており、選手達はここまでの持ち点を持った状態でスタートする。
(例:スクラッチ3位、テンポレース7位、エリミネーション5位の場合 → 36p + 28p + 32p = 96p)

橋本英也/ポイントレース/トラック世界選手権2018

レースの進み方

競技場の周長によって異なるが、何周かおきに着順によってポイントが入るタイミングがある。それらをポイント周回といい、ポイント周回で1着通過で5点、2位通過で3点、3位通過で2点、4位通過で1点が与えられる。積み重ねた総合計により順位が決まり、ポイント合計が多い順から上位になっていく。

見どころ

着順で決まることがレースが多い中、ポイントを加算していくことが重要なこのレース。

長距離を走る持久力もさることながら、ポイントを取るタイミングを考えながら走る頭脳戦でもある。また、最終周回のポイントは2倍となり、最後まで読めない展開が予想される。

また、ポイントが優先的に順位に反映されるものの最終着順も重要で、同点だと最終着順で勝った者が上位になる。

これらの4種目で競われる「オムニアム」だが、展開を読む為の頭脳力、ここぞという時に行く為のダッシュ力、長距離レースを走る為の持久力のどれか1つが欠けても勝つことはできない。

これらすべての力を持つオムニアムのチャンピオンはまさに超人である。