大会は最終週となる第3週目に。

ここまでチームユンボ・ヴィズマの強力なアシストと共に、個人総合首位を守ってきたプリモシュ・ログリッチ。

山岳〜個人TTでの戦いを経て、パリ・シャンゼリゼで幕を閉じたツール・ド・フランス2020の結果まとめをお届けする。

第1週目はコチラ↓

世界最大の自転車レース「ツール・ド・フランス」が延期を経て開幕/ツール・ド・フランス2020 第1週目まとめ

第2週目はコチラ↓

昨年王者は遅れ、快進撃を見せるスロベニア勢 首位はログリッチがキープ/ツール・ド・フランス2020 第2週目まとめ

レースは2回目の休息日を経て第16ステージへ。

3級山岳の頂上ゴールとなった第16ステージだが、個人総合成績に大きな変動はないまま第17ステージへ。

第17ステージではコース前半は平坦基調なものの、後半からは超級山岳が2つ登場し、今大会最高峰の標高2304mがゴールとなる。レーススタート前にはエガン・ベルナルが膝の悪化により未出走。昨年大会覇者はここでレースを去った。

レースは最後の難所であるロズ峠にて動く。ステージ優勝を果たしたミゲル・アンヘルロペス(アスタナ プロチーム)の後方では個人総合首位のログリッチvs新人賞首位、個人総合2位のタデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ)との争いに。ログリッチがステージ2位で先着し、ポガチャルとのリードを15秒広げた。

大会最後の山岳ステージとなった第18ステージでは、約30人程の逃げ集団から飛び出したイネオス・グレナディアーズのミハウ・クフィアトコフスキーとリチャル・カラパスがワンツーフィニッシュ。

世界選手権などビッグレースで勝ち星を挙げてきたクフィアトコフスキーだったが、ここまではアシストに徹してきた。グランツールのステージ優勝は自身にとっては初。

第18、19ステージ共に総合順位に変動は無く、舞台は最後の戦いとなる第20ステージの個人タイムトライアルへ。

スロベニア勢の新旧対決

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