7月31日から4日間にわたって行なわれる『令和7年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)』の自転車競技大会。
8月3日、最終日には男女それぞれのロードレースが行なわれた。
舞台となる特設コースは1周(16.2km)の獲得標高272m、終盤に長い登りが設けられたハードなコース。夏の日差しが照りつけるコンディションのなか、高校生たちが熱い走りを披露した。
男子ロードレース
141人が出走、特設周回コースを5周=81kmで競われた男子ロードレース。
序盤から、地元・倉吉西の吉田奏太(倉吉西/鳥取)がレースを引っ張っていく。
5人ほどの集団で終始先行体制を築き、残り1周に入ったところで単独でアタック。
成田光志(学法石川/福島)をはじめとした学法石川勢、井上悠喜(松山学院/愛媛)ら2番手集団が追いかけるが、地元応援団に期待に応えるように終盤にはさらに差を広げていき、吉田が1位でフィニッシュ。
141人中完走は52人、厳しいコンディションのなかのハードなレース。吉田は大会2日目にポイントレース予選で落車というアクシデントもあったなか、逆境を跳ね除けて見事に優勝を果たした。
2位に成田光志、3位に井上悠喜となった。
順位 | 選手名 | 所属 | タイム |
1位 | 吉田奏太 | 倉吉西(鳥取) | 2時間6分17秒 |
2位 | 成田光志 | 学法石川(福島) | +45秒 |
3位 | 井上悠喜 | 松山学院(愛媛) | +52秒 |
4位 | 寺町悠希 | 帯広南(北海道) | +55秒 |
5位 | 沢田虹太郎 | 学法石川(福島) | +59秒 |
優勝:吉田奏太(倉吉西/鳥取)
最高という言葉しか出てこないです!
朝起きた時、緊張や疲労からか脚の調子があまり良くなかったなか、とにかく目立つ走りをしようと思い、それがうまくハマってくれました。先頭集団では、みんなで声をかけあってペースを作っていけたのも良かったです。
地元の走り慣れたコースなのでライン取りもうまく行きましたし、ずっと応援の声が聞こえていて、本当に心強かったです。その声に力をもらって、良い走りができました。最高です。
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