ドイツ
6月24日〜26日にかけて開催されていた「ドイツ国内選手権ロード2022」。本大会の女子個人タイムトライアル(ITT)で1位・2位に輝いたのは、リサ・ブレナウアーと、リサ・クレイン。
2人とも東京2020オリンピック・チームパシュートに出場し、世界新記録の樹立とともに金メダルを獲得したメンバー。
その後に開催された「世界選手権トラック2021」にも出場したリサ・ブレナウアーは、個人・チームパシュートの2冠を達成。
一方のリサ・クレインは、「世界選手権ロード2021」に出場し、チームTTミックスリレーにて優勝。2022年のUCIトラックネーションズカップ第1戦(グラスゴー)でもチームパシュートで金メダルを獲得している。
イタリア
自転車強豪国の1つであるイタリアでは、6月21日〜26日に「イタリア国内選手権ロード」を開催。
トラック競技でも活躍している3選手がメダル獲得を果たした。
まず、男子ITTではフィリポ・ガンナが優勝。「東京2020オリンピック」、「世界選手権トラック2021」両大会のチームパシュートで金メダルを獲得したイタリアチームのメンバーであり、「世界選手権ロード2021」ではITTにて優勝を飾っている。
2つの異なる自転車競技でアルカンシェルを保持する選手であり、7月1日から開幕した「ツール・ド・フランス2022」にも出場している数少ないトラック競技選手の1人だ。
一方女子では、ロードレースにてエリサ・バルサモが国内タイトルを獲得。「世界選手権ロード2021」ロードレースのチャンピオンとして、実力を見せつけた。
2022年のトラックシーズンでは、ネーションズカップ第2戦(ミルトン)に出場し、オムニアム、マディソン、チームパシュートの3冠を達成。
ロード・トラック両競技でのアルカンシェル獲得に期待が高まる。
そして女子ITTでは、ヴィットーリア・グアッツィーニが銀メダルを獲得。21歳と若手選手ながらも、2022年のネーションズカップ第1戦(グラスゴー)ではエリサ・バルサモとマディソンに出場し、銀メダルを獲得する活躍をみせている選手だ。
イギリス
東京2020オリンピック自転車トラックでは、メダル獲得枚数最多となる強さをみせたイギリスでも、6月23日〜26日にかけて「イギリス国内選手権ロード2022」が開催された。
男子ITTでは、東京2020オリンピック・マディソンで銀、「世界選手権トラック2021」のオムニアムで金メダルを獲得したイーサン・ハイターが優勝。
2022年のネーションズカップ第2戦(ミルトン)では、マディソンで銀メダル、オムニアムで金メダルを獲得している。
そして、男子ITTで銀メダルを手にしたのは、ダニエル・ビッガム。「イギリス国内選手権トラック2022」の個人パシュートでも優勝するほどの実力者だ。
さらに、イーサン・ハイターやフィリポ・ガンナが所属するUCIワールドチーム「イネオス・グレナディアズ」のエンジニアスタッフとしての顔も持つ。
デンマーク
「デンマーク国内選手権ロード2022」は6月23日〜26日開催。
女子ロードレースでは、東京2020オリンピック・マディソンで銀メダルを獲得したアマリー・ディデリクセンが、3位でフィニッシュ。
2022年のネーションズカップでは第1戦(グラスゴー)にてマディソンに出場し、銅メダルを獲得した選手だ。
そして女子ITTでは、ジュリー・レスが銀メダルを獲得。
アマリー・ディデリクセンとともに、東京2020オリンピック、2022年ネーションズカップ第1戦のマディソンに出場しメダルを獲得した選手だ。