梶原悠未の大会2連覇となるかどうかが注目された女子オムニアム。結果は惜しくもメダルに届かず、4位となった。

大会3日目となった5月15日、女子オムニアムには東京オリンピックの銀メダリストの梶原悠未が出場。

東京2020オリンピック、オムニアムで金メダルを獲得したジェニファー・バレンテ(アメリカ)、2021ロード世界選手権チャンピオンのエリサ・バルサモ(イタリア)、2019世界選手権ポイントレースチャンピオンのアレクサンドラ・マンリー(オーストラリア)など23人が出走した。

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第1種目スクラッチ 実力者たちが順当にフィニッシュ

1種目はスクラッチ。定められた距離を走り着順を競う種目で、女子は30周回。

残り10周を切るまでは淡々とレースが進んでいった。残り9周、展開を動かしたのはチェコのペトラ・セフチーコヴァ。アタックして前に出るとチェコ、ウズベキスタン、カナダで先頭集団を形成する。

残り6周となるところでヌゲール・バラクロー(カナダ)が3人の先頭集団から抜け出すと一気にぺースアップ。残り3周で集団がスピードアップするとチェコ、ウズベキスタンの選手たちが捕まりバラクローが1人で逃げて、他はメイン集団の構図となる。

残り2周となるところで梶原がスピードアップし集団の先頭へ。その後ろにはバルサモがついてくる。バレンテは10番手あたりの位置。

残り1周では集団先頭の梶原、後ろにバルサモ、そしてバレンテが位置を上げて外から攻めてくる。

残り半周でバレンテが梶原をかわして集団の先頭となり、梶原、バルサモが続いて最終ストレートへ。

逃げ切ったバラクローが先着し1位。集団内でのトップはバレンテで2位、次いで梶原が3位、バルサモが4位でフィニッシュ。強豪たちが順当に上位を独占する形となった。

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第2種目テンポレース アタックとラップの応酬

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