2024年8月29日からスタートするパリパラリンピックの自転車競技。この記事ではパリパラリンピックをはじめとした様々な大会で活躍する「日本を代表するパラサイクリストたち」をシリーズでお届けしていく。第3弾は川本翔大。
第1弾:杉浦佳子
第2弾:藤田征樹
第3弾:川本翔大
第4弾:木村和平 & 三浦生誠
川本翔大
1996年生まれ、28歳(2024年8月時点)。高校時代にパラサイクリングをスタートし、2016年リオデジャネイロパラリンピック、2021年東京パラリンピックに出場。東京パラリンピックでは3km個人パシュートで日本記録を更新の上、メダルまであと一歩の4位に。その後の大会でも好成績を連発している。
ここまでの歩み
生後2ヶ月で悪性腫瘍のため左足を切断。障害者野球に熱中する学生時代の中、高校2年の時にパラサイクリングと出会う。その後競技転向し、競技歴わずか8ヶ月で2016年のリオデジャネイロパラリンピック代表に内定。この大会での最高順位は8位(3km個人パシュート、混合チームスプリント)だったが、2021年の東京パラリンピックでは3km個人パシュートで4位に入賞と、メダルまで後一歩のところまで迫る。
翌2022年の世界選手権では3種目で銀メダル、
2023年世界選手権では2種目で銀メダル、1種目で銅メダル、
2024年世界選手権では2種目で銀メダル、2種目で銅メダル
と、東京を期にどんどん力を上げている川本。次なる大舞台での活躍に期待がかかる。
川本翔大のクラス・出場種目
パラサイクリングは障害の種類や重度によりたくさんのクラスに分類されており、藤田は「MC2」のクラスとなる。
「MC3」の意味 | |
M | Men、男性の意。 |
C | 普通の自転車を使うクラスのこと。四肢や体幹に障害がある選手が対象。川本の場合は片足のみでペダルを漕ぐ。 |
3 | CクラスはC1〜C5の5段階に分けられており、数字が小さいほど障害が重い。2は2番目に重いクラスとなる。 |
川本はトラック・ロードの両方で活動しており、パリパラリンピックでは以下の種目に出場する。
トラック | 個人パシュート 1kmTT 混合チームスプリント |
ロード | ロードTT ロードレース |
パリパラリンピック スケジュール:
各種目のルール説明:
参考:JPCF公式サイト
広島県三次市 川本翔大選手プロフィール
日本パラリンピック委員会 かんたん自転車ガイド(PDF)
「日本を代表するパラサイクリストたち」
シリーズ一覧
第1弾:杉浦佳子
第2弾:藤田征樹
第3弾:川本翔大
第4弾:木村和平 & 三浦生誠