第2戦・女子 杉浦佳子がW金メダル!
5月12〜15日にかけてドイツ・エルツァッハにて開催された「UCIパラサイクリング ロードワールドカップ第2戦」。日本からは第1戦同様、男女6選手が出場した。
そしてまたしても、杉浦佳子(C3)が個人タイムトライアルと個人ロードレースの両種目にて優勝。
第1戦に続き、ロードレースは連覇。タイムトライアルは銅から金メダルへジャンプアップし、2大会合計で4枚のメダル(金3・銅1)を獲得した。
東京2020パラリンピックにおいても、ロードC1-3クラスの個人ロードレース、個人タイムトライアルで2冠を達成したことは記憶に新しいが、1年も経たないうちに再び世界に名を轟かせることとなった。
UCI Para Cycling World Cup@Elzach
ロードレース1位🥇
最終コーナーは必ず先頭で入れ!というコーチの指示に従い突っ込んだらフェンスギリギリでしたが、このままフィニッシュ!!
落車しなくてよかった💦 pic.twitter.com/pvWux97pKR— Keiko Sugiura (@choline1226) May 15, 2022
藤井美穂(C2)は個人ロードレースと個人タイムトライアルにて、両種目とも5位でフィニッシュしている。
第2戦リザルト・日本人選手(女子)
女子・個人ロードレース(C3)
順位 | 選手名 | 国名 | |
1位 | 杉浦佳子 | KEIKO SUGIURA | 日本 |
2位 | クララ・ブラウン | CLARA BROWN | アメリカ |
3位 | アニク・ファンデンアレンセ | ANIEK VAN DEN AARSSEN | オランダ |
女子・個人タイムトライアル(C3)
順位 | 選手名 | 国名 | |
1位 | 杉浦佳子 | KEIKO SUGIURA | 日本 |
2位 | アンナ・ベック | ANNA BECK | スウェーデン |
3位 | クララ・ブラウン | CLARA BROWN | アメリカ |
女子・個人ロードレース(C2)
順位 | 選手名 | 国名 | |
1位 | マイケ・ハウスバーガー | MAIKE HAUSBERGER | ドイツ |
2位 | フルリーナ・リンギング | FLURINA RIGLING | スイス |
3位 | イボンヌ・マルジンケ | YVONNE MARZINKE | オーストリア |
5位 | 藤井美穂 | MIHO FUJII | 日本 |
女子・個人タイムトライアル(C2)
順位 | 選手名 | 国名 | |
1位 | フルリーナ・リンギング | FLURINA RIGLING | スイス |
2位 | マイケ・ハウスバーガー | MAIKE HAUSBERGER | ドイツ |
3位 | イボンヌ・マルジンケ | YVONNE MARZINKE | オーストリア |
5位 | 藤井美穂 | MIHO FUJII | 日本 |
第2戦・男子 圧倒的な強さを見せつけた欧州勢
一方男子は、ヨーロッパ選手の強さが際立つ結果となった。
オランダのトリスタン・バングマ(B)が第1戦に続き、個人ロードレース、個人タイムトライアルをW制覇。また、イギリスのフィンレー・グレアム(C3)も個人ロードレース、個人タイムトライアルの両種目で金メダルを獲得した。
この2人は東京2020パラリンピックでのメダリストでもあり、両者ともまだ20代。大活躍を見せた今大会以降も、目が離せない選手たちだ。
日本選手は藤田征樹(C3)が個人ロードレースで5位、福井万葉(T2)が個人タイムトライアルで4位入賞を果たすなど、メダル獲得こそ叶わなかったものの、世界トップレベルの舞台で敢闘した。
第2戦リザルト・日本人選手(男子)
男子・個人ロードレース(B・タンデム)
順位 | 選手 | 国名 | |
1位 | トリスタン・バングマ (パトリック・ボス) |
TRISTAN BANGMA (PATRICK BOS) |
オランダ |
2位 | クリスティアン・ベンヘ バルボア (ノエル・マルティン インファンテ) |
CHRISTIAN VENGE BALBOA (NOEL MARTIN INFANTE) |
スペイン |
3位 | マキシミリアノ・ゴメ (セバスチャン ホセ・トルサ) |
MAXIMILIANO GOMEZ (SEBASTIAN JOSE TOLSA) |
アルゼンチン |
7位 | 木村和平 (平安山良希) |
KAZUHEI KIMURA (RYOKI HENZAN) |
日本 |
男子・個人タイムトライアル(B・タンデム)
順位 | 選手名 | 国名 | |
1位 | トリスタン・バングマ (パトリック・ボス) |
TRISTAN BANGMA (PATRICK BOS) |
オランダ |
2位 | クリスティアン・ベンヘ バルボア (ノエル・マルティン インファンテ) |
CHRISTIAN VENGE BALBOA (NOEL MARTIN INFANTE) |
スペイン |
3位 | クリス・マクドナルド (アダム・ダグルビー) |
CHRIS MCDONALD (ADAM DUGGLEBY) |
イギリス |
14位 | 木村和平 (平安山良希) |
KAZUHEI KIMURA (RYOKI HENZAN) |
日本 |
男子・個人ロードレース(C3)
順位 | 選手名 | 国名 | |
1位 | フィンレー・グレアム | FINLAY GRAHAM | イギリス |
2位 | シュテフェン・ワリアス | STEFFEN WARIAS | ドイツ |
3位 | ステイン・ボーアスマ | Stijn BOERSMA | オランダ |
5位 | 藤田征樹 | MASAKI FUJITA | 日本 |
男子・個人タイムトライアル(C3)
順位 | 選手名 | 国名 | |
1位 | フィンレー・グレアム | FINLAY GRAHAM | イギリス |
2位 | シュテフェン・ワリアス | STEFFEN WARIAS | ドイツ |
3位 | ガティアン・ル ルソー | GATIEN LE ROUSSEAU | フランス |
7位 | 藤田征樹 | MASAKI FUJITA | 日本 |
男子・個人ロードレース(C2)
順位 | 選手名 | 国名 | |
1位 | フロリアン・シャプ | FLORIAN CHAPEAU | フランス |
2位 | イボ・コブラサ | IVO KOBLASA | チェコ |
3位 | テルモ・ピーノ | TELMO PINÃO | ポルトガル |
14位 | 川本翔大 | SHOTA KAWAMOTO | 日本 |
男子・個人タイムトライアル(C2)
順位 | 選手名 | 国名 | |
1位 | モーリス・エックハルト ティオ | MAURICE FAR ECKHARD TIO | スペイン |
2位 | イボ・コブラサ | IVO KOBLASA | チェコ |
3位 | ライアン・テイラー | RYAN TAYLOR | イギリス |
10位 | 川本翔大 | SHOTA KAWAMOTO | 日本 |
男子・個人ロードレース(T2)
順位 | 選手名 | 国名 | |
1位 | ティム・セレン | TIM CELEN | ベルギー |
2位 | デニス・コナーズ | DENNIS CONNORS | アメリカ |
3位 | ハンス ペーター・ダースト | HANS-PETER DURST | ドイツ |
7位 | 福井万葉 | KAZUHA FUKUI | 日本 |
男子・個人タイムトライアル(T2)
順位 | 選手名 | 国名 | |
1位 | マクシミリアン・イェーガー | MAXIMILIAN JÄGER | ドイツ |
2位 | ティム・セレン | TIM CELEN | ベルギー |
3位 | ハンス ペーター・ダースト | HANS-PETER DURST | ドイツ |
4位 | 福井万葉 | KAZUHA FUKUI | 日本 |
第3戦、そして世界選手権は8月に実施
5月上旬から中旬にかけて行われたパラロードワールドカップ第1・2戦では、杉浦佳子が金3枚・銅1枚を獲得する快挙を達成。その他の日本人選手もメダルまであと一歩という走りを見せた。
2022年シーズンの本ワールドカップ最終戦となる、第3戦は8月4〜7日にかけて、カナダ・ケベックにて開催予定。続く8月7日からは世界選手権(ロード)が同じくカナダにて開催予定だ。
UCI「2022 Para-cycling Online Registration Dates(PDF)」