トラック世界選手権2018の女子マディソン、2017年銀メダルのイギリス(アーチボルトネルソン)が50ポイントを獲得し優勝。2位オランダのウィルトは今大会3つ目のメダルを獲得。日本の梶原悠未橋本優弥ペアは完走できず。

 

マディソンとは

マディソンは東京オリンピック種目としても採用が決定。トラック世界選手権では2度目の開催。

2人1組で走り、タッチや腕を掴んで放り投げたりすることで走者を交代し、10周毎に設定されたスプリント周回で得られるポイントの合計点を競う。周りより1周多く走る「1周追い抜き」をした場合には、特別に20ポイントが与えられる。今回は30kmで合計120周を走る。

※スプリント周回で得られるポイントは1着に5ポイント、2着に3ポイント、3着に2ポイント、4着に1ポイント。最終周回のみ獲得ポイントが倍となる。

イギリスが大差で勝利

女子マディソンには17チーム(34人)が出場。日本からは梶原悠未&橋本優弥ペアが出場。注目はオランダとイギリスチーム。どちらも世界王者を含む強力な布陣で挑んだ。

オランダチーム:クリステン・ウィルト/エイミー・ピータース
イギリスチーム:ケイティー・アーチボルト/エミリー・ネルソン

日本チームは序盤から中盤にかけてどんどん遅れを取り、マイナス60ポイントとなってしまう。それでも必死に走る梶原と橋本。しかし残り20周を切ったところで、レースから除外されてしまう(最終的にマイナス80ポイント)。

ケイティー・アーチボルト&エミリー・ネルソンのイギリスチームが、ほぼ全周回でポイントを獲得。優勝を果たした。

女子マディソン 決勝リザルト

順位 チーム 選手名 Point
1 イギリス ARCHIBALD Katie/NELSON Emily 50
2 オランダ WILD Kirsten/PIETERS Amy 35
3 イタリア PATERNOSTER Letizia/CONFALONIERI Maria Giulia 10
4 デンマーク DIDERIKSEN Amalie/SCHMIDT Trine 18
5 ロシア NOVOLODSKAYA Maria/ZABELINSKAYA Olga 14
6 メキシコ ARREOLA NAVARRO Sofia/SALAZAR VAZQUEZ Lizbeth Yareli -15
7 フランス BERTHON Laurie/DEMAY Coralie -19
8 ウクライナ SOLOVEI Ganna/NAHIRNA Anna -20
9 アイルランド BOYLAN Lydia/GURLEY Lydia -20
10 ドイツ KASPER Romy/KULLMER Lisa -40
11 スイス METTRAUX Lena/SEITZ Aline -40
12 ベルギー D’HOORE Jolien/BOSSUYT Shar -40
13 ニュージーランド DRUMMOND Michaela/SHEATH Racque -60
14 ポーランド PIKULIK Wiktoria/PLOSAJ Nikol -60
15 アメリカ GEIST Kimberly/ZUBRIS Kimberly Ann -60
カナダ ROORDA Stephanie/DUEHRING Jasmin DNF
日本 梶原悠未/橋本優弥 DNF

公式リザルト