新田祐大「状況はみな同じ」

今年最初の大会だった松戸ダービーがあまりよくない結果でした。そこからどんどん成績が上がってきたとは思うのですが、日本の競輪への今年の出走が3回なので・・・でも早い段階でグランプリ出場権を手に入れられたので、競技にも専念できました。練習もしっかりできたので、いい状態を作れていると思います。

競技の面では、2019年1月のワールドカップとアジア選手権があり、このワールドカップで初めて個人種目でメダルを獲得しました。それで自信を持って走れるようになったことが、世界選手権での銀メダルにつながったと思います。トレーニングも積み重ねて、今シーズンのワールドカップでもチームスプリント2連覇を果たしましたし、スプリントでも銅メダルを獲得しました。

Final / Men's Sprint / TISSOT UCI TRACK CYCLING WORLD CUP IV, Cambridge, New Zealand, 新田祐大

スプリントは中野浩一さんが世界選手権10連覇した種目ですが、僕は縁がないと思っていた種目でした。でもコーチたちがサポートしてくれて戦いきることができて、満足の銅メダルです。

来年は東京オリンピックがあります。いつものグランプリとは気持ちに違いがありますか?

違いはあると思います。いつもは「年末のグランプリに向けて1年間を費やす」という気持ちで、それももちろん忘れてはいませんが、これが終わるとまた海外合宿も始まりますし、グランプリだけに思考が行き過ぎない感じです。競技が良い意味で刺激、緩和剤になっています。

今年の思い出のレースは?

名古屋のオールスターの決勝です。グランプリの出場権を獲得したレースでしたし、そもそもオールスターに出場できたのはファンの方々の応援があったからですし、また走る前から先輩後輩たちの思いもひしひしと感じました。その中で優勝することができたので、グランプリではその恩返しができるような走りをしたいです。

立川競輪場のバンクは風が強いですが、そのようなことは気になりますか?

先行する選手はみんな同じ状況になりますから、バンクの特性に合わせてレースを組み立てるのが重要だと思っています。

平原康多「仕掛けどころを逃さず」

今年を振り返ってみていかがですか?

大きな結果は出なかったですが、やりたいことはやれた1年でした。それでもこうしてグランプリにいられることは自信になります。今年は悔しいレースばかりでしたが、オールスターで北日本と力勝負できたことが印象的です。

この1ヶ月はどのように過ごしましたか?

最初は10日間くらいオフにして、何もしないで気持ちを切り替える、リセットする期間を作りました。そこからはかなりハードに体を作り直しています。

今回で10回目のグランプリ出場です。

はい。でも結果が出ていなかったので、参考にしないで今の自分に向き合いました。

この時期の立川競輪場のイメージはどうですか?

過酷なバンクコンディションだと思います。でもそれはいつものことで、よくわかっていることです。

本番はどのような走りをしたいですか?

単騎で走ることになると思いますが、しっかり「ここ」と決めたところで仕掛けたいと思います。

村上博幸「パワーアップした脇本の後ろで」

振り返ってみればGⅢもGⅡもGⅠも獲れたので、いい1年だったと思います。優勝したレースは全て印象的です。サマーナイトはサマーナイト、親王牌は親王牌で。

40歳、ベテランの域に入ってきています。

10月にGⅠ終わってから疲れた部分もあったので、1度リセットして練習してきました。年々調整が難しくなってきていますので、早めに疲れを抜くような調整方法をしました。

走る位置は脇本選手の後ろで変わりはないですか?

はい。脇本選手は競輪には出てませんが、オリンピックが来年ということでパワーアップしていると思うので、自分も気合を入れて頑張ります。

決戦は12月30日、16時半

2019年の締めくくり、令和最初となるグランプリの勝利を掴むのは誰なのか?決戦は12月30日16:30発走予定だ。

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