Round2の閉幕
選手・監督から見たバンクリーグとは
Q.普段のロードレースと比べて、レースの展開や走り方はどう変わってきますか?
黒枝選手:「4km速度競争に似ていて、個人的には得意※1な方です。そこにチーム戦という要素が加わるので、力では劣っていても戦略で勝てるレースでもあるのかなと思います」
※1…黒枝選手は2013年インターハイで優勝経験がある
一丸選手:「やっぱりブリヂストンなど、トラックの選手が強いです。トラックナショナルの時は窪木(一茂)選手や橋本(英也)選手がチームメイトでしたが、敵になると強すぎます。Round1の時はみんな初めてだったけど、どのチームもだんだん慣れてきたのでレースが難しくなってきてます。今日はレース前からかなり緊張していたのでホッとしてます。とにかく今は焼肉が食べたいです(笑)」
Q.監督から見て、バンクリーグは普段のレースと比べてどう違いますか?
野寺監督:「日本のレースは上りが多く、昔は上りが強い選手が勝つの傾向がありました。しかし、近年では国内で色々な形態のロードレースが出来てきて、スプリンターが評価される時代にもなってきています。バンクリーグという全く新しい形態のレースはチーム力の強化が出来ると同時に、僕たちが強くなるために求めているものがここにはある。お客さんも間近で観れて応援出来て、観る方も走る方もアドレナリンの出るようなレースが、バンクリーグ単体としてだけでなくロード選手として成長していくのに良い環境になっているのかなと思います」
Q.今夜の晩ご飯は決まりましたか?
「せっかく松阪に来たし、今日くらいは多少の脂もいいんじゃない?値段の高い方から選んじゃおうかな!」
若いパワーを備えた選手とユーモア溢れる監督から、高いチーム力とプロ意識が垣間見えたシマノレーシング。日本の伝統的な国内強豪プロチームとあり、恐る恐る潜入したが、むしろ高校時代へ戻ったかの如く、緩くて懐かしさを感じさせる雰囲気のチームであった。
Twitter:@SHIMANO_Racing