今日の晩ご飯は?
レーススタートが近付くに連れて、選手たちはウォーミングアップに入る。緊張感のある空気では無いものの、集中力の高さとテンションの切り替わりに、中田選手が語っていた”プロとしてのメリハリ”に驚く。
バナナを食べながらも真剣な眼差しの野寺監督。この時、監督は選手たちを見つめながら何を考えているのだろう。レースの作戦か、選手のコンディションを観察しているのだろうか・・・?
野寺監督:「今日の晩ご飯です」
まさかの晩ご飯!!!バナナ食べているのに!!!!!
「Round1の優勝賞品がこの近くの焼肉屋の食事券だったので、今日は何の肉食べようかなって。スタート直前に僕が何か言っても結果が変わるわけではないから、もっと別の事を考えています。この時間は選手たちがやってきた事を信じるだけです」
思いもよらない回答が返ってきたが、落ち着きながらも集中した雰囲気のまま、選手をレースへと送り出した。
決勝前のハプニング!?
決勝スタート直前にハプニング発生。
トイレから戻った横山選手のチャックが戻らない!!!!
横:「一丸さん、助けてください。チャックが戻りません」
一:「だから言うたやん!今後トイレ禁止!!!!」
今回シマノレーシング出場選手の中で最年長の一丸選手は、チームのお兄さん的な一面も覗かせる。
合言葉は「バイブス」
「ほい!バイブス上げてくぞバイブス〜!!」の掛け声と共に気合いを入れる野寺監督。シマノの選手たちだけでなく、周りの他チームからも笑顔が溢れる明るいムードを作り出した。
ブリヂストンとの激闘の末に破れてしまったシマノレーシングだったが、平均年齢が最も若いチーム、かつ初代王者として戦ったその姿から、今後のさらなる成長を期待させるレース展開であった。