日本代表が語る新バンクの感触

この日は8名の日本ナショナルチーム選手(新田祐大脇本雄太河端朋之雨谷一樹深谷知広松井宏佑小林優香太田りゆ)と、ケイリン世界王者のマティエス・ブフリ、元スプリント世界王者のデニス・ドミトリエフ、さらに!ナショナルチームコーチのジェイソン・ニブレットがスペシャルゲストライダーとして登場。デモレースを慣行した。実際に落成式で走った選手たちへ『JKA250』の感触、伊豆ベロドロームとの違いを聞いてみた。

新田祐大選手

今日、初めて走りましたが「路面と形状が違う」と思いました。チリのバンクが「滑らないバンク」として有名ですが、そのバンクと同じような感触です。あとはコーナーで膨らみやすいと思います。

脇本雄太選手

(伊豆ベロドロームとは)全然違うと思います。まだ今日走っただけなので深いことは言えませんが、練習すればタイムは出るバンクだと思います。

小林優香選手

気になるほどではありませんが、少しクセがあるとは思います。

太田りゆ選手

「コーナーで凄く膨らむ」という印象でした。今日のデモレースのような走りだと降格になってしまうので、その点を意識して走らなければならないと思います。海外の大会へ行くと、異なるバンクに対応しなければいけないので、性質の違うバンクで練習できることは良いことだとも思います。

 サブバンク『JKA250』はどのように活用されるのか

新バンクは日本ナショナルチーム、日本競輪選手養成所の選手候補生のトレーニングを中心に使用される予定。サブバンク『JKA250』は日本競輪選手養成所の敷地内にあり、現状では一般の人々が使える施設ではない。しかし関係者によると、将来的には一般開放も模索段階とのこと。

この『JKA250』作られたことで、日本競輪選手養成所の選手たちが250mのバンクに慣れ、これから日本のトラック競技がもっと強く、発展していくことは間違いないだろう。

そして新バンクの最初の公式戦は8月末のJAPAN TRUCK CUP I/II(クラス1)となる予定だ。