7月13日〜15日、川崎競輪場にて短期登録選手制度で来日中の男子外国人選手と日本人選手によるケイリンエボリューションのトーナメント『ワールドエボリューショントーナメント』が開催される。今回は2年ぶりの開催。前回の2017年11月の開催では、シェーン・パーキンスが完全優勝をしている。
「ワールドエボリューショントーナメント」って何?
『ケイリンエボリューション』のトーナメント。普段の競輪ではスチール製のフレームでレースが行われるが、『ケイリンエボリューション』においてはNJS登録のカーボンフレーム、またはUCI・JCF主催の自転車競技大会での使用が認められているフレームとなる。部品もNJS認定部品、またはUCI・JCFにて認可されているものが使用可能。
またレース方式もガールズケイリン同様の「インターナショナル(先頭固定競争)」で行われ、「ライン」の概念を排除した単騎戦となる。競技規則は国際競技大会を規範としたもの。「ライン」のない単騎戦となるため、個人のレースのうまさが際立つ展開になる。日本の競輪場でさながらオリンピックレースのような競争が楽しめるのだ。
今週末7月13〜15日の開催地は川崎競輪場。周長400m、傾斜がやや大きいコースとなっており、コーナーからの捲りが比較的決まりやすいので、最後までレースが見逃せないだろう。先頭員の退避は残り1周半のバックストレッチ(バックの直線部)。
また、今年のワールドエボリューショントーナメントは2回を予定。1回目は7月13日からの開催(川崎競輪場)、2回目は8月7日からの開催(和歌山競輪場)となっている。14名の選手が出走し、1日目、2日目にそれぞれ1レースずつ予選を行い、最終3日目に決勝と8位〜14位決定戦が行われる。
出場予定選手
坂本 貴史(青森/94期)
成田 健児(神奈川/75期)
鷲田 佳史(福井/88期)
岡 光良(埼玉/94期)
中井 達郎(静岡/74期)
松山 桂輔(愛知/88期)
藤田 勝也(和歌山/94期)
戸田 洋平(岡山/92期)
山形 一気(徳島/96期)
桑原 亮(福岡/91期)
シュテファン・ボティシャー(ドイツ/短期登録選手)
マティエス・ブフリ(オランダ/短期登録選手)
シェーン・パーキンス(ロシア/短期登録選手)
デニス・ドミトリエフ(ロシア/短期登録選手)
いつもの競輪とは違ったレース展開が楽しめる『ワールドエボリューショントーナメント』。外国人選手にとっては、主戦場であるトラック競技に近い戦い方ができるレース。
つまり日本で「スゴい奴ら」の「本場の走り」を見られるということ!このチャンスをぜひお見逃しなく。
そして実は、このレースが2019年ケイリン世界チャンピオンであるブフリにとって今年の競輪でのラストレース。餞別がわりに車券を買うのもまた一興。本場へ足を運べなくても、ネット中継でいつでもどこでも観戦できる。
そして何と言ってもケイリンエボリューション。ラインのない単騎戦だからこそ、普段の予想の仕方が通用しないことも。車券を買えば悩ましい予想の段階から、勝負の行方をより楽しめる!競輪場で、あるいはインターネットからの応援車券で、推し選手を応援しよう。
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また、別府では同日程でサマーナイトフェスティバル(GⅡ)&ガールズケイリンフェスティバルが開催中。同日程ではあるが、ナイターなのでネットで観戦すれば1日中レースざんまいとなる!SS選手の多数出場するビッグレース、こちらもぜひお見逃しなく。