改悪?改良?UCIワールドカップがネイションズカップになる影響

Final / Men's Sprint / Track Cycling World Cup VI / Hong-Kong

2019年6月20日に発表された、UCIによるトラック競技に関する改変。開催時期の変更や、ワールドカップ→ネイションズカップへの変更など大幅な改変が行われる。中でも世界的に話題となっているのが、ネイションズカップへトレードチームが出場できなくなる事だ。

関連記事:BEATやHUUB、dream SEEKER等トレードチームがワールドカップ出場除外、大会数縮小などUCIがトラック競技大会を大幅変更

当然ながらBEAT Cycling ClubHUUB Wattbikeは今回の改変へ対して否定的であり、後日声明発表を行うともしている。

現時点で今回の改変に対する意図がUCIより発されていないが、今回の改変は何を目的とし、どの様な影響が与えられるのかを推察したい。

選手の出場機会が減る

まず最初に挙げられるのが、BEAT Cycling ClubHUUB Wattbikeへの影響だ。トラックワールドカップがネイションズカップへ差し変わる事により、世界選手権へ向けたポイント獲得における重要な大会へトレードチームの出場が不可能となる。

中でもBEAT Cycling ClubとHUUB Wattbikeの選手は今回の改変により多大な影響を受けるだろう。

2018-2019 Tissot UCI Track Cycling World Cup II Men's Team Sprint

BEAT Cycling Clubはオランダをベースとするチームであり、現在の短距離界でオランダは最強国。タレント揃いのため、ナショナルチームへ出場枠が限定されると出場機会が得られない選手が出てくるかもしれない。HUUB Wattbikeも中距離強豪国のイギリスがベースであり、BEAT Cycling Clubの選手と状況は同様だ。

選手の出場機会については、今後発表されるネイションズカップの出場枠数に関する情報を待ちたい。

1/4 Finals Repechage / Men's Sprint / GRAND PRIX OF MOSCOW 2019

しかし、仮に「幅広い選手へ出場機会を提供する」として各チーム出場枠数が増えたらどうなるか。開催数が現状の半分となるネイションズカップへ現在の全6戦分に近い出場枠数を押し込む事は考え難い。1大会毎の開催日程が伸びるし、下手すると1/64決勝などが必要になるだろうから、増えたとしても現状のワールドカップから微増程度ではないか。

存続の危機へ瀕するチームも?

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