決勝

2017年の世界チャンピオンに深谷が挑む決勝。1本目はドミトリエフが前、深谷が後ろでスタート。

ゆっくりと進む両者の距離は2~3車身程度。1周を過ぎて最終周回に入るところで深谷が後ろから加速するが、ドミトリエフが牽制し、両者がスピードを落として1コーナーの上部へ。再び深谷が内側を攻めて前に出ようとすると、内側に先に入り込みスペースを与えないドミトリエフ。深谷はなかなか前に出ることが出来ない。更に攻めを緩めない深谷が外に踏み出し加速。この加速に合わせて深谷と並走するドミトリエフ。両者の攻防が続きながらほぼ横並びで最終コーナーを抜けていく。

しかしフィニッシュラインに先に届いたのはドミトリエフ。車輪1つに満たないほどの差で1本目を先取した。

2本目は深谷が前、ドミトリエフが後ろでスタート。

後ろのドミトリエフが頻繁にフェイントを入れながら1周目の4コーナーで両者のスピードが上がっていく。残り1周の鐘がなるとスピード勝負が始まり、深谷が内側、ドミトリエフが外から攻める。ドミトリエフが2コーナーで並びかけバックストレートで体一つ抜け出すと、3コーナーを抜けるころには深谷の前へと抜け出して勝負あり。そのままフィニッシュラインに1番で駆け込んだドミトリエフがストレートで深谷を下し、男子スプリントの優勝者となった。

最終結果はドミトリエフが優勝、2位に深谷知広、3位に新田祐大、4位に脇本雄太、12位雨谷一樹、13位に河端朋之、松井は17位となった。

「くるぴーくるぴー」ドミトリエフ