【3/5】UCIとトラック競技の発展/平成トラック史を振り返る

エリミネーション:最後尾にならないための駆け引き

今や世界中の自転車競技を取り纏めしているUCI。平成の時代中に世界ではプロ/アマ併合や若手育成施設の増設など、UCIによる新たな取り組みがより自転車競技を発展させた。

1990年UECヨーロッパ自転車競技連合設立&トラックヨーロッパ選手権の開催

ヨーロッパ自転車競技連合(以下UEC)は、UCI管轄の5大陸の自転車競技連合の内の1つとして1990年4月7日に設立。ヨーロッパ内における自転車競技の発展と成長の為に設立され、ヨーロッパ選手権を含むヨーロッパ内での大会を運営しており、現在50ヶ国が参加している。

UECトラックヨーロッパ選手権2018・男子チームスプリント

ヨーロッパチャンピオンのみが着ることを許されるジャージ

当初、ヨーロッパ選手権はジュニア及びU23カテゴリーのみ、エリートはオムニアム種目のみでオープン参加であった。ところが、2010年から他の種目でもエリートカテゴリー解禁となり現在のような大会へと変遷して行った。

1992年プロ・アマチュアの合併

1992年、UCI内においてFICA(アマチュア自転車競技連盟)とFICP(プロ)カテゴリーの統一を発表。12月16日にスイス・ローザンヌに本部を正式に移動。

この結果、1996年のアトランタオリンピックからも自転車競技がプロ解禁となった。選手にとっては大きな出来事となった。

1993年トラックワールドカップ開催

1993年、デンマーク・コペンハーゲンにて第1回UCIトラックワールドカップが開催。1995年にはスイスの時計メーカー「TISSOT(ティソ)」が冠スポンサーに。スポンサー収入や入場料で収益を得る、自転車競技のビジネスモデルとしても大きく成功。

短・長距離種目や個人、チーム戦など様々な種目が行われ、選手も観客も楽しめる内容となっており、トラック競技の発展や知名度向上を含め近代スポーツイベントとなった。

現在は世界各地で年6戦(年により開催数は異なる)が開催され、300人もの選手がレースに参加している。

万人が楽しめるトラック競技へ

200m FTT:川本翔太

200m FTT:川本翔太

1995年にUCIマスターズトラック世界選手権が初開催。2007年には国際パラリンピック委員会から正式にパラ自転車競技がUCI大会へと認可され、2008年の北京オリンピックの翌年、2009年にはUCIパラサイクリング世界選手権が初開催。日本のトラックパーティーでもパラサイクリング部門が設けられ、老若男女、万人でも楽しめる競技へと発展していった。

パラサイクリングの世界&アジア王者らが迫力のスプリント披露/トラックパーティー2018 Spring

しかし、これらの盛り上がりとは裏腹に世界各地で開催されていた「Sixdayシリーズ」は1990年代からのシクロクロスの盛り上がりにより、ファンと大会開催数は低迷。再びトラック競技を盛り上げようと2003年にイギリスで誕生した「Revolutionシリーズ」も2016年からは資金難により開催が危ぶまれる事態に。

現在はヨーロッパだけでなく、オーストラリアや香港での開催も行われている。

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平成中のルール改正

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