準決勝、小林が落車棄権

準決勝は2組、各組6人に分かれて3着までの決勝進出をかけて戦う。準決勝1組には日本の2人が顔を揃えた。

対戦相手には優勝候補筆頭のリー・ワイジー(李慧詩:香港)と強豪のゾン・ティエンシー(中国)など、決勝戦と言っても過言ではないメンバーであり、難しい闘いが予想された。2週間前のアジア選手権ではこれらの強敵を倒し、小林は自身初のアジアチャンピオンへと輝いたレースに近いメンバーで再戦となった。

レーススタート時の並びは、前からゾン、リー・ワイジー、太田、ゴドビー、小林、ポッドモアー。

ペーサーが退避する残り3周を前に外からポッドモアーが上がっていくと、その後ろに小林も合わせて前方へ上がっていく。

先頭はポッドモアー、ゾン、リー・ワイジー、その後ろに太田がイン、小林がアウトで並走し、最後尾はゴドビー。

残り2周を切りスピードが上がる。ここから勝負が開始…と思った矢先の第2コーナーで、なんと小林が落車。そこへゴドビーが巻き込まれてしまう。

勝負は残った4人での闘い。ゾンとリー・ワイジーが加速し、その後ろに付いていく太田がポッドモアーをかわしていく。

最後はリー・ワイジーが1着、太田が2着、ゾンが3着となって決勝進出を決めた。

レース後にチームへ確認したところ、小林はリー・ワイジーの後輪に引っかかり落車した様子とのことであった。小林優香は病院へ搬送され、ドクターが状態を確認している。

決勝、悲願のメダル獲得へ