最終種目:ポイントレース

3種目を終えての暫定順位は以下の通り。

1位)スチュワート(ニュージーランド:104ポイント)
2位)マイヤー(オーストラリア:102ポイント)
3位)トマ(フランス:102ポイント)
4位)ボリカキス(ギリシャ:100ポイント)
5位)ラーセン(デンマーク:94ポイント)
9位)橋本(日本:70ポイント)

最終種目のポイントレースは25km、トラック100周で争われる。10周ごとにポイント獲得周回があり、それぞれ1着に5ポイント、2着に3ポイント、3着2ポイント、4着1ポイントが得られる。またメインとなる集団を頑張って1周追い抜いた場合、特別に20ポイントが加算される。ここまでの総合ポイントにレースで得たポイントが積まれて、最終的に最もポイントの多い選手がオムニアムの王者となる。

最後の種目は、ここまでの3種目で集団のペースを上げて他の選手を引きずり回してきたマイヤー(オーストラリア)が本領を発揮する舞台となった。レースは序盤にマイヤーが下位の選手たちを引き連れて逃げ集団を形成すると、およそ70周を残してポイントを追加しつつ、更に1周追い抜きを果たして大量ポイントを獲得(最初の30周で合計30ポイントを加算)。一気に暫定首位に踊り出て、他を突き放す。

その後、暫定5位でスタートしたラーセンのアタックをマイヤーが捕らえ、更にマイヤー自身でアタックするなど、マイヤー劇場が展開される。マイヤーを追うトップ争いの選手たちはその後残り60周、50周とポイント周回でポイントを獲得するが、序盤にマイヤーが獲得した大量ポイントには遠く及ばない。

レースは残り35周を切ったところで橋本がアタック。その前にアタックして前にいたザカロフ(カザフスタン)と協力しながら2人でぐんぐん集団を引き離していく。残り30周のポイント周回では橋本が1着通過をして5ポイントを獲得。そして勢いそのままにメイン集団に追いつき、更に20ポイントを加算することに成功し、暫定順位を9位から7位にランクアップさせる。

その後はマイヤーを追う暫定2~5位の選手たちの中でトマ(フランス)とスチュワート(ニュージーランド)が猛チャージをかけるが、最後はマイヤーのポイントに届かず。マイヤーが序盤に獲得したポイントを守りきる形で今大会の男子オムニアムの頂点に輝いた。

2位は最後に追い上げたトマ(フランス)、3位はスチュワート(ニュージーランド)、そして橋本は残り30周の見せ場の後はポイントを獲得することが出来ず、最終成績を7位とした。

最終結果PDF