最終種目:ポイントレース

これまでの3種目の合計獲得点をベースにポイントを積み上げていく最終種目のポイントレース

ここまでの暫定総合順位は
1位)梶原:110Pts
2位)ザベリンスカヤ(ウズベキスタン):104Pts
3位)ワン・シャオフェイ(中国):100Pts
同3位)ファン・ティンイェン(台北):100Pts

レースは80周、20kmの戦い。10周ごとにポイント獲得周回が設定され、その周回で上位4着までがポイントを得ることができる(1着5Pts、2着3Pts、3着2Pts、4着1Pts)。

まず最初のポイント周回、残り70周では梶原は動かず、ファン(台北)、ワン(中国)、ザベリンスカヤ(ウズベキスタン)ら上位陣がポイントを獲得し、梶原に迫る。

しかし2回目のポイント周回となる残り60周、梶原はザベリンスカヤをしっかりとマークし、最後にザベリンスカヤをかわして2着でこの周回を通過、ザベリンスカヤは梶原の後ろで3着となってこのポイント周回を通過する。

残り44周でザベリンスカヤがアタックすると、すかさずチェックに入る梶原とファン。

このザベリンスカヤのアタックに反応することでレースのトップを争う選手たちが逃げ集団を形成し、ローテーションしながら進んで行く。一進一退の攻防が続くなか、残り40周となる4回目のポイント周回では、梶原が1着で通過。ザベリンスカヤは3着となり、梶原がリードを広げる。

残り40周時点のポイント:
1位)梶原:118Pts
2位)ザベリンスカヤ(ウズベキスタン):110Pts
3位)ファン・ティンイェン(台北):108Pts

梶原、ザベリンスカヤ、そしてファンの3強対決となってきたレースは中盤を越えても集中力を切らさない梶原が、大事な場面でザベリンスカヤとファンを逃がさない。そしてポイントを加算していく梶原。

残り30周のポイント周回は梶原が1着、ザベリンスカヤが2着、ファンが3着。残り20周のポイント周回ではファン、ザベリンスカヤ、梶原の順番となって通過。

ここから複数回に渡りザベリンスカヤがアタックをするも、その全てに対応して逃がさない梶原。

梶原が他の選手たちに引導を渡す決定的なポイントを獲得したのは、残り10周となる7回目のポイント周回。この周回を見事に1着で通過した梶原が5Ptsを獲得する。

残り10周時点のポイント:
1位)梶原:130Pts
2位)ザベリンスカヤ(ウズベキスタン):119Pts
3位)ファン・ティンイェン(台北):115Pts

この時点で2位とのポイント差は11Pts。あとはゴールでのポイント獲得を残すのみとなるが、最大でも10Pts(ゴールでは通過獲得ポイントが2倍になる特別ルールがある)しか取れないため、あとは2位を逃がさないように走れば優勝という状態となる。

その後もザベリンスカヤ、ファンを逃がさずフィニッシュラインを迎えた梶原がアジアナンバー1の座を守り、3大会連続3回目の優勝を飾った。

2位は最後のスプリントで4Ptsを獲得し、合計ポイントを119に伸ばしたファン・ティンイェン(台北)。3位は最後までアタックを繰り返して諦めなかったザベリンスカヤ(ウズベキスタン)という結果となった。

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