開幕から各地で盛り上がりを見せる『競輪ワールドシリーズ2026』。今回はレースの合間を縫って、束の間の観光を楽しむエレセ・アンドルーズ、へティ・ファンデルワウ、マチルド・グロの旅の模様をお届けする。

KYOTO!京都

来日した時からレースだけではなく、日本の文化や伝統にも触れたいと口にしていた3人。旅の舞台は、そんな思いにぴったりの「千年の都」京都。マチルド・グロはこの日の前に早めに京都入りして既に「ガイド」のような知識を得ていたが、他の2人は京都を訪れるのは初めてということで、心から楽しみにしていたという。

まずは浴衣に着替えて、京都らしい装いに

最初に訪れたのは「レンタルきもの岡本」。ここで3人は浴衣に着替え、京都観光の準備を整えた。

800着ほどの着物・浴衣が揃っているそうだが、普段から速さを競う競技に専念する3人は……

あっという間にお気に入りの浴衣を見つけていく。

普段はレーシングスーツに身を包み、世界の舞台で戦う3人だが、この日は日本の伝統衣装をまとい、京都の街並みに溶け込むような姿となった。

カバンは白いビーズで、3人ともお揃いに

和傘をさすエレセ・アンドルーズ

狐のお面をつけてスタッフを笑わせたマチルド・グロ

写真撮影用の小物を見つけ、はしゃぐ姿からは競技中の真剣な姿とは違う、柔らかな表情が印象的だった。

古都の歴史と文化に触れる時間

続いて訪れたのは、京都・東山に位置する「青蓮院」。1150年に創建され、皇族や摂関家が代々住職を務めてきた門跡寺院として知られる格式の高いお寺。

まず、3人は静かな庭園を眺めながら抹茶を味わう。

アンドルーズは「人生で、最もおいしい抹茶」、グロは「セブンイレブンの抹茶とは違う・・・・これは美味しい」とのコメントを残してくれた。

和を感じる選手たち。日本の競輪に参戦して競輪の理解を深めるだけではなく、独特の雰囲気のなか日本ならでは文化を理解していく会となる。

その後、青蓮院が所蔵する国宝「青不動尊」などについて案内を受ける。仏教そのものや、受け継がれてきた文化の背景に触れながら、3人は真剣な表情を見せていた。

境内を案内してくれた京都大学自転車競技部に所属する阿部暖さんと記念撮影

境内を案内してくれていた阿部暖さんは、なんと京都大学自転車競技部に所属する現役の学生とのこと。青蓮院が運営する学生寮で暮らしており、今回の話を聞いた時は「心から驚いた」といい、少し話を伺った。

私自身は京都大学の自転車競技部でロードレースを中心に競技に取り組んでいます。ただ、自転車を扱う共通点のある競技ですし、もちろんお三方のことは存じ上げていましたから、話を聞いた時からずっと緊張していました。今日撮った写真は家宝にしたいと思います。

人との縁にも恵まれ、京都の歴史と文化にじっくり向き合う時間は、特別な体験になったようだ。

日本の味に舌鼓

青蓮院での観光を終えた後は、浴衣から着替え、ランチタイムへ。アンドルーズは和牛のステーキ、ファンデルワウとグロはしゃぶしゃぶを堪能。お肉の大きさに驚き、途中、箸の扱いに苦戦する姿を見せながらも、日本の味に3人とも大満足といった様子。

浴衣姿で笑い合い、抹茶を味わい、歴史ある寺院に見入り、日本の食文化を楽しむ。そして、縁で結ばれた人との出会い。そんな一つひとつの体験が、彼女たちにとって日本をより身近に感じる時間になったに違いない。

明日の後編では、ランチ後に特別ゲストを迎えて行った陶芸体験の様子などをレポートする。こちらでも縁に導かれたかのような出会いが……?ぜひご期待いただきたい。

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「競輪ワールドシリーズ」とは?

1982年より「国際競輪」としてスタート、2009年より「短期登録制度」として行われていた外国人選手招聘レース。新型コロナウイルス感染症の影響などもあり2020年度以降中断されていたが、7年の時を経て復活する。

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