開幕がいよいよ近づいてきた『競輪ワールドシリーズ2026』。6月3日の山口県・防府競輪場での第1戦から口火が切られ、全国10ヶ所で世界トップレベルの走りを目撃できる貴重な機会。
今回7月に開催される第3戦・青森、第4戦・伊東温泉、第5戦・岸和田、第6戦・立川の出場予定選手が発表されたのでお伝えする。
第3戦・青森競輪場(7月3日〜5日開催)
出場予定外国人選手:ハリー・ラブレイセン、マシュー・リチャードソン、ヘティ・ファンデルワウ、エレセ・アンドルーズ
ハリー・ラブレイセン
第3戦ではハリー・ラブレイセンとマシュー・リチャードソンが競輪ワールドシリーズで初めて同時に出場。世界の頂点をかけて何度も戦ってきた2人が、日本の競輪で直接対決する可能性にも期待が高まる。
マシュー・リチャードソン
日本人選手では、短距離ナショナルチームで今まさにラブレイセン、リチャードソンらと戦ってきた中野慎詞、“ケイリン”で2人と対戦経験のある元ナショナルの新山響平らが出場。女子では、アンドルーズ、ファンデルワウとも直接対決の経験があり、ナショナルチームを長年牽引した太田りゆにも注目いただきたい。
“絶対王者”から見える、世界と日本。ハリー・ラブレイセン/『競輪ワールドシリーズ2026』海外参戦選手ロングインタビュー
”世界最速”となった今、何を思う。マシュー・リチャードソン/『競輪ワールドシリーズ2026』海外参戦選手ロングインタビュー
第4戦・伊東温泉競輪場(7月10日〜12日開催)
出場予定外国人選手:ジョセフ・トゥルーマン、マシュー・リチャードソン、マチルド・グロ、エレセ・アンドルーズ
ジョセフ・トゥルーマン
日本人男子で注目するのは『2026ワールドカップ第2戦』でスプリントでラブレイセンから初めて勝利を奪い、決勝ではリチャードソンに惜しくも敗れた太田海也。戦い方が大きく変わる競輪で“世界”を相手にどんなレースを見せてくれるだろうか。
他にも外国人選手の競走訓練に参加しその凄みを事前に体感し「めっちゃすげぇ」と形容した深谷知広、直近の『第80回日本選手権競輪』で4位となったS級1班の松浦悠士ら強豪選手が揃う。
エレセ・アンドルーズ
女子では『2026ジャパントラックカップⅡ』でエレセ・アンドルーズとともに最終日の女子ケイリン決勝に残り、2位となった仲澤春香の走りに期待したい(アンドルーズは4位)。
競輪の舞台へ戻ってきた男が語る“日本愛”。ジョセフ・トゥルーマン/『競輪ワールドシリーズ2026』海外参戦選手ロングインタビュー
第5戦・岸和田競輪場(7月20日〜22日開催)
出場予定外国人選手:ハリー・ラブレイセン、ジョセフ・トゥルーマン、マチルド・グロ、へティ・ファンデルワウ
マチルド・グロ
第5戦で注目したいのは尾崎睦。実はマチルド・グロが2018年に短期登録選手制度で来日した際に同じレースを走っており、グロが1位、尾崎が3位だった。その時はグロが2位に5車身差をつけての勝利だったが、8年ぶりの再戦に期待がかかる。世界選手権、ワールドカップの舞台でアンドルーズ、グロと対戦経験がある酒井亜樹も出場する。
第6戦・立川競輪場(7月27日〜29日開催)
出場予定外国人選手:ハリー・ラブレイセン、マシュー・リチャードソン、マチルド・グロ、へティ・ファンデルワウ
へティ・ファンデルワウ
第6戦の日本人選手には、現在のナショナルチームで“今”を世界で戦う佐藤水菜、中石湊が出場。一方で、『世界選手権2018』ケイリンで同種目で日本勢として25年ぶりのメダルを獲得した河端朋之、『アテネ2004オリンピック』チームスプリント銀メダリストの井上昌己、『2019-2020トラックワールドカップ第4戦』チームスプリントで1日2度の日本記録更新を達成しながら16年ぶりの同種目金メダルを獲得した雨谷一樹といった日本トラック短距離界の歴史を紡いできた面々も顔を揃える。
他にも、陸上競技の円盤投げから競輪の世界へ転向した半田水晶にも注目いただきたい。自転車競技未経験ながら、2025年の女子新人選手の賞金取得順位で1位となった期待の新星である。
競輪仕様の試練を乗り越えろ!ラブレイセン、リチャードソン、トゥルーマン 競走訓練コメント/『競輪ワールドシリーズ2026』
記事公開時点ではまだ開幕していないものの、7月の開催では外国人選手全員が1度は本番でのレースを経験済みとなる。実戦での経験を経て、外国人選手たちも日本の競輪に適応し本領を発揮してくる頃だろう。ぜひ現地でその戦いぶりをご確認いただきたい。
