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複雑に絡み合う4人の条件
問題は、ここから。
決勝への進出は逃したが、選考用賞金ランキングで上位に座する南修二、深谷知広。
決勝進出を果たし、かつ優勝以外でもチャンスのある松本貴治、松井宏佑。
この4人に関しては、複雑に条件が絡み合う形となる。
以下は、上記4人の最終日の結果による最終的な選考用賞金をまとめた表(JKA調べ)だ。
| 南修二 | 深谷知広 | 松本貴治 | 松井宏佑 | |
| 10R特別優秀 | 11R特別優秀 | 決勝 | 決勝 | |
| 1着 | 104,815,474 | 86,234,048 | 129,784,800 | 119,552,148 |
| 2着 | 104,343,474 | 85,762,048 | 104,424,800 | 94,192,148 |
| 3着 | 104,018,474 | 85,437,048 | 95,554,800 | 85,322,148 |
| 4着 | 103,797,474 | 85,216,048 | 90,879,800 | 80,647,148 |
| 5着 | 103,633,474 | 85,052,048 | 88,480,800 | 78,248,148 |
| 6着 | 103,514,474 | 84,933,048 | 86,749,800 | 76,517,148 |
| 7着 | 103,397,474 | 84,816,048 | 85,439,800 | 75,207,148 |
| 8着 | 103,308,474 | 84,727,048 | 85,007,800 | 74,775,148 |
| 9着 | 103,250,474 | 84,669,048 | 84,700,800 | 74,468,148 |
南修二:自力で決めるチャンスあり
有利な条件にあるのは、南修二。11R特別優秀で1着を取れば、その時点でグランプリ出場が決定。もし2着以下だった場合でも、古性・吉田以外の選手が優勝し、松本が2着というケースのみがNG条件となる。
松本貴治:南が11Rで2着以下、自身が2着以上で確定
松本貴治は、南が10Rで2着以下だった場合、自身が決勝で2着以上に入れば確定。古性・吉田が決勝で優勝した場合は、多くのケースでグランプリ出場権を得るチャンスがある。
松井宏佑:優勝か、条件付きの2・3着
松井宏佑は、優勝すればもちろん文句なし。古性・吉田が優勝した場合は、松本が4着以下であれば2着、深谷が11Rで4着以下・松本が決勝8着以下であれば3着でも権利を得る。
深谷知広:10Rで8着以上が絶対条件
やや苦しくなったのは深谷知広。まずは、10R特別優秀で8着以上が絶対条件。そのうえで、古性・吉田が優勝、かつ松本・松井の着順次第でグランプリの切符を手にする。
分岐が多すぎて書ききれません
細かい条件をすべて書いているとレースが始まってしまいそうだが、最後の最後まで目が離せない展開になることは間違いない。
手に汗を握りながら、グランプリ出場権の行方を見守っていただきたい。