小倉競輪場にて開催中のG1『第67回朝日新聞社杯競輪祭』。
11月24日に決勝が行われ、その結果で『KEIRINグランプリ2025』出場予定者、つまり2026年の“S級S班”が決定する。
ここでは、各選手の『KEIRINグランプリ』出場権獲得の条件を整理してお伝えする。
複雑な条件が絡むためやや長めだが、これを読めば最終日をより楽しめるはずだ。
KEIRINグランプリ2025の選考基準
まずあらためてではあるが、『KEIRINグランプリ2025』選考基準は以下のとおり。
・G1レース優勝者
・世界選手権自転車競技大会ケイリン金メダル獲得者(選考時S級S班またはS級1班在籍)
・選考期間における選考用賞金獲得額上位者(同額の場合は1月~10月開催までの平均競走得点上位者)
KEIRIN.jp:検索/資料室>Gレース等選考基準一覧表>
準決勝終了時点、選考用賞金ランキング
以下は、準決勝終了時点(11月23日終了時点)での選考用賞金獲得額のランキングと最終日の出走はレースをまとめたものだ。
| 順位 | 選手名 | 府県/期別 | 賞金額 | 最終日出走レース |
| 1位 | 古性優作 | 大阪/100期 | 184,723,548 | 決勝 |
| 2位 | ★吉田拓矢 | 茨城/107期 | 179,891,474 | 決勝 |
| 3位 | ★寺崎浩平 | 福井/117期 | 143,818,000 | 11R特別優秀 |
| 4位 | 眞杉匠 | 栃木/113期 | 136,423,274 | 11R特別優秀 |
| 5位 | ★★脇本雄太 | 福井/94期 | 136,396,274 | – |
| 6位 | 郡司浩平 | 神奈川/99期 | 110,806,644 | 9R特選 |
| 7位 | 南修二 | 大阪/88期 | 102,083,474 | 11R特別優秀 |
| 8位 | ★嘉永泰斗 | 熊本/113期 | 88,763,000 | 10R特別優秀 |
| 9位 | 深谷知広 | 静岡/96期 | 83,502,048 | 10R特別優秀 |
| 10位 | 松本貴治 | 愛媛/111期 | 78,842,800 | 決勝 |
| 13位 | 松井宏佑 | 神奈川/113期 | 68,610,148 | 決勝 |
| 36位 | 山田英明 | 佐賀/89期 | 41,977,400 | 決勝 |
| 39位 | 山田久徳 | 京都/93期 | 40,540,800 | 決勝 |
| 41位 | 荒井崇博 | 長崎/82期 | 39,939,800 | 決勝 |
| 52位 | 渡部幸訓 | 福島/89期 | 36,141,600 | 決勝 |
| 133位 | 阿部拓真 | 宮城/107期 | 25,866,200 | 決勝 |
★=G1優勝者
“確定済み”は7人
準決勝終了時点で『KEIRINグランプリ2025』の出場権を得ているのは、G1を優勝した吉田拓矢、脇本雄太、寺崎浩平、嘉永泰斗の4名のほか、選考賞金で上位の古性優作、眞杉匠、郡司浩平を加えた7人。
つまり、あと2枠を競輪祭最終日の結果で争うこととなる。
“決勝で優勝のみ”が条件の5人
決勝進出9人のなかで、すでに権利を得ているのは古性優作と吉田拓矢だけ。
この2人を除いた7人のうち、山田英明、山田久徳、荒井崇博、渡部幸訓、阿部拓真の5人は、優勝でのみ『KEIRINグランプリ2025』出場権を得られることとなる。
ここまでは、比較的シンプルと言える。
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