2025年11月19日(火)より、小倉競輪場にてスタートした2025年最後のG1、『朝日新聞社杯競輪祭(G1)』および『競輪祭女子王座戦(G1)』。
その初日に、『2025世界選手権トラック』でメダルを獲得した佐藤水菜(ケイリン:金、スプリント:銀)、窪木一茂(オムニアム:銀)への「報奨金授与式」、及び「メダル獲得報告会」が実施された。
ファンへの報告会
『世界選手権トラック』での模様がビジョンで流れる中、バンク内へと登場した佐藤水菜と窪木一茂。
「緊張しています」と始めた窪木は「メダルを獲得できて本当に嬉しいです。競輪でももっと頑張りたいですし、もっと強くなろうと思っています」と語ったほか、佐藤も「まだまだ日本チームは成長途中。ロスまで応援していただけると嬉しいです」とコメント。ファンへの報告と感謝を、直接伝える形となった。
その後、メダル獲得の栄誉を讃え「報奨金授与式」を実施。この報奨金は、競輪ファンの皆様や、競輪に携わるすべての関係者のもとに開催された、競輪の収益から贈られたもの。会場からも、大きな声援と拍手が寄せられた。
佐藤水菜 コメント
世界トップの選手と勝負できたことは大きな経験になりました。課題も明確になり、次に向けた手応えを感じる一方で、さらに力をつけなければならないという危機感も持っています。ケイリンでは自分の力を信じて楽しみながら走ることができ、その結果として再びアルカンシェルを獲得できたことを嬉しく思います。昨年よりも落ち着いてレースを楽しめるようになり、精神的にも成長を感じました。たくさんの声援が本当に力になりました。引き続き応援よろしくお願いします。
窪木一茂 コメント
2年連続でアルカンシェルを目指しましたが、あと一歩届かず、悔しさの残る結果となりました。序盤は良い流れでレースを進められましたが、エリミネーションでは自分の課題が浮き彫りになりました。それでも、体調面に不安を抱える中、最後まで自分を信じ、チームとともに戦い抜いて銀メダルをつかめたことは大きな収穫です。今回、オムニアムで初めて表彰台に立てたことは、自分の成長を実感できる大きな一歩でした。この経験を力に変え、次こそは世界の頂点、アルカンシェルをつかみにいきます。そして競輪の舞台でも、特別競輪に選ばれるような存在になれるよう、日々の努力を惜しまず、さらに高みを目指していきます。これからも、自分らしい走りで夢を追い続けます。ファンの皆さまの応援が、いつも力になっています。今後ともよろしくお願いいたします。
佐藤水菜は偉業に向け好スタート
なお、佐藤水菜はこの日からスタートした『競輪祭女子王座戦』に出場中。2025年はここまでのガールズG1すべて(『オールガールズクラシック』『パールカップ』『女子オールスター』)で優勝を飾っており、“年間グランドスラム”もかかる開催となるが、初日8Rの予選で見事に1着を獲得。偉業達成に向けて好スタートを切った。







