8月8日からスタートした『第1回女子オールスター競輪(G1)』開催内で実施されている『競輪ルーキーシリーズプラス2025』。

スターへの登竜門となるレースは、女子はトラック競技ナショナルチームにも所属している酒井亜樹、男子はA級チャレンジレース2開催連続完全優勝中の丸山留依が制した。

レースの模様をレポートする。

8月10日 第3R ルーキーシリーズプラス2025

発走予定 16:30

車番 選手名 府県/期別
1 酒井亜樹 大阪/128期
2 北岡マリア 石川/128期
3 半田水晶 茨城/128期
4 岡田優歩 和歌山/128期
5 岩元杏奈 宮崎/128期
6 千葉捺美 群馬/128期
7 伊藤柚姫 兵庫/128期

レースレポート

500バンク、3周回で争われるレース。

岡田-酒井-北岡-岩本-半田-千葉-伊藤の並びでレースは進む。

残り1周に入るところで早めに仕掛けた半田が前に出ると、酒井が切り替えてその番手につけていく。

3コーナーで踏んでいった酒井が先頭に立ち最後の長い直線へ。

酒井の後ろにつけていた北岡が外に出し、鋭い伸び脚で襲いかかり酒井に並びかけようとするが、わずかにしのぎきった酒井が1着でフィニッシュ。3着には千葉が入った。

競走結果

車番 選手名 着差 上り 決まり手 H/B 個人状況
1 1 酒井亜樹 15.1 捲り
2 2 北岡マリア 1/4車輪 15.0 マーク
3 6 千葉捺美 1車身1/2 15.0
4 7 伊藤柚姫 3/4車身 14.8 事故入
5 4 岡田優歩 1 車輪 15.3
6 5 岩元杏奈 1/4車輪 15.0
7 3 半田水晶 1/4車輪 15.6 B

 

1着:酒井亜樹

Q:レースプランはどう考えていましたか?

半田(水晶)さんか岡田(優歩)さんが先に動くだろうと思っていたので、その2選手との位置関係で何パターンか考えて臨みました。

Q:残り1周に入るところでは、後ろから仕掛ける半田水晶選手に切り替えていきました。

本当はもう少し早く前を切りたかったのですが、やや踏み遅れてしまいました。
番手に入ったあと、3コーナーでは車間も詰まってきたなかで、500バンクで直線も長いので迷ったのですが、待つよりは挑戦しようと思って勢いで踏んで行きました。

Q:フィニッシュの瞬間、先着できたという感覚はありましたか?

(北岡が)良いスピードで来ていて差されたかなと思ったのですが、モニターで自分が映っているのを見てホッとしました。

Q:G1開催の舞台でのレースはいかがでしたか?

ガールズケイリンを代表する選手が集うG1という舞台の雰囲気を味わえたのは、今後にとってもすごくプラスになると思います。ここで戦える力をつけていきたいです。

Q:決勝では、同じナショナルチームの佐藤水菜選手、仲澤春香選手が出走します。

今は練習でも敵わないですが、これから力をつけて、経験も積んで、自分の強みであるダッシュ力を磨いて勝負できるようになりたいです。

Q:今後の目標を聞かせてください。

まずは『全日本選手権トラック』で3種目(ケイリン、スプリント、チームスプリント)に出場予定なので、そこで世界選手権に選ばれるような活躍をしたいです。
競輪では、今年の『競輪祭』に出ることができたら、そこで良い勝負ができるようにトレーニングを積んで行きます。

2着:北岡マリア

前々で勝負をしたいと思っていました。最後の直線では踏んだ感じも悪くなく、届いたかなと思ったのですが……もう少し早めに仕掛ければ良かったなと反省しています。

G1の舞台で、強い選手たちのレースを見てたくさん学ぶことがありました。予選では勝てていますが、決勝の舞台では勝ちきれていないので、今季中に初優勝を目指します。

男子決勝

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