「私は自由、前を向き進む」クリスティーナ・フォーゲルが事故後初の会見

母から受け継いだ強さがある

クリスティーナ・フォーゲル

レポーター:あなたは最高のアスリートで、身体も鍛え上げられていた。それが一瞬で消え去ってしまった。「なぜ私が?」とは思いませんでしたか?

全く思いませんでした。事故はひどいものだったし、私はもう歩くことは出来ません。でも、私には母から受け継いだ強さがあるので、この状況を受け入れる事が出来ているのです。

最初、半身不随とわかり、この先一生歩くことは出来ないとわかった時は落ち込みました。でも混乱はしませんでした。それを受け入れ、前向きに進むことが出来るからです。

私は常にハッピーで、自分の人生を愛しています。そして、今も自分の人生が好きです。それは何ら変わりありません。ただ、どう動くかが変わっただけですから。車椅子に乗って、様々な事をするつもりですよ。そこに違いはあるけれど、それは私の人生だし、何が不幸なのでしょう?

もしかすると来年の3月に行われる世界選手権が開催される時に、感じることはあるかも知れません。それはエリートの世界へ足を踏み入れてから10年目、12個目の金メダルを獲ってやろうと思っていましたから。今はそれも叶いません。でも、今はそれについては頭にありません。

この先の人生、もしかすると他に金メダルへ到達する方法はあるかもしれないし、無かったとしても、人生の中では様々な事に触れられます。

今はとても自由です。だって、何もしなくて良いのだから。こんな決断は人生の中で初めてです。周囲から、そして自分からのプレッシャーも無く、自由にやりたい事が決められる。スポーツの世界へ戻るかも知れないし、戻らないかも知れない。

2012年以来、私は世界チャンピオンでした。大会の度に、皆が金メダルを獲り、活躍する事を期待していました。大会の前、どの様なトレーニングを行ってきたか?フォームはどうか?と尋ねられ、トラックに上がれば皆が私のコンディションはどうか?と注目します。私の一挙手一投足に注目が集まるのです。

フォーゲル

今はそこから抜け出し、全く新しい何かを創る事が出来るようになりました。この感情を説明するのは難しいのですが、私の決断はただ私のためです。本当に素晴らしいものを見るために、前へ進むのです。

闘志は消えていない

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