2024年2月17、18日の2日間にわたり、日本競輪選手養成所にて127・128回生の『第2回トーナメント競走』が行われた。
写真とともに、そのレポートを掲載する。
トーナメント競走とは?
年に2回実施される、実際の開催を模した競走訓練。候補生たちは、1日2走ずつ、計4走することとなる。
男子は「予選1・2」→「準決勝 / 選抜」→「決勝 / 順位決定 / 特別選抜 / 選抜」、女子は「予選1・2・3」→「決勝 / 選抜 / 一般」という勝ち上がりで行なわれた。
なお、第1回トーナメントは屋外のJKA400での実施だったが、今回は「JKA250」で開催。
最大6名、周回数は6回で誘導員の離脱は残り3周するなどルールも若干異なるほか、250バンクならではのが早いレース展開も見どころとなった。
第127回生(男子)1日目
1日目に行われたのは予選2レース。
第1回トーナメント競争で優勝した丸山留依、ゴールデンキャップを2度獲得している三神遼矢、尾野翔一らが実力を発揮し、準決勝へ進んだ。
ここでは、1日目に印象的なレースをした候補生にフォーカスして紹介する。
椎名俊介
中段の位置でレースを運び、周りの動きを見ながら残り1周になると持ち味のスピードで一気にかまし先行。他の候補生を引き離して1着を掴み取った。
丸山留依
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中団からゴール前で鋭く追い込みで2レースともに1着。
三神遼矢
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予選1・2の2レースともに徹底して先行の構え。見事に押し切って両レースで1着となった。
尾野翔一
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残り1周に入ると一気に加速、先行体制に入るとトップスピードをキープし1着。持ち味のスピードとパワーを発揮し、存在感を見せつけた。
第128回生(女子)1日目
第1回トーナメント競争で優勝者の北岡マリア、第3回記録会でゴールデンキャップを手にした半田水晶らが準決勝に駒を進めた。
なお、3回連続でゴールデンキャップを獲得した酒井亜樹は、2月21日から始まる『アジア選手権トラック』に派遣されているため今回は不参加となった。
北岡マリア
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冷静に他の候補生の動きを見ながら、前回優勝者はその脚力を存分に発揮し、存在感を示した。
予選では、大外からまくりに入るが岩元杏奈に合わされるも粘りのレースを見せ1着で予選通過した。
半田水晶
適性試験での入所後、着実に実力をつけてきた半田水晶。
予選では、持ち味のスピードと先行力を発揮し、見事に1着となった。