日本競輪選手養成所を早期卒業した市田龍生都(127期/福井)が、1月4日・松戸競輪にてデビュー戦を迎える。
本記事では、前検でのコメントを紹介する。
市田龍生都とは?
父に市田佳寿浩を持ち、小学校までは水泳、中学では陸上を経験した後、中学3年生から自転車競技をスタート。
福井科学技術高校〜中央大学時代、自転車競技で輝かしい成績を残し、日本競輪選手養成所 127回生として入所。養成所時代も期待に違わぬ実力を見せ、寺崎浩平選手・菊池岳仁選手(第117期)、太田海也選手・中野慎詞選手(第121期)以来、史上5人目となる早期卒業を果たした。
緊張の“初出勤”
競輪場に無事“初出勤”した市田龍生都。さすがに、若干緊張した顔つきに感じる。
前日検査については、養成所での「参加実習」でおおまかな流れを経験してはいるものの、当然本番は初めて。やや不安そうな顔つきで、同県の先輩である中川博文(福井/61期)からレクチャーを受ける姿が印象的だった。
市田龍生都 インタビュー
Q:いまの心境は?
いやぁ、何もかもが初めてで。すごく楽しみなんですが、緊張もあります。半々くらいですね。
Q:年末年始はどのように過ごしましたか?
自分なりのコンディションの出し方や調整を、普段と同じようにしながら過ごしていました。
地元だったので、多少リラックスはできたと思います。
Q:お父様(市田佳寿浩)からはどんな声をかけられましたか?
「まだまだ選手になったばっかりの新人なんだから、胸を借りる気持ちで全力を出してきなさい」と声をかけてもらいました。
Q:競輪場に到着してからの手続きなどは問題なくできた?
特に問題なかったと思うんですけど、なにぶん初めてなのであたふたしています(笑)。
レーサーパンツもいま買いました(笑)
Q:先ほど、同県の先輩である中川博文選手(福井 / 61期)に話を聞いていましたね。
もう本当に基本的なところですね。施設の場所とか、自転車を組み立てたらここに置くんだよ、とか。
養成所でも一通り教わっていますし実習はありましたが……もう軽くパニック状態ですね(笑)
Q:あらためてですが、養成所で学んだのはどのようなことでしょうか?
たくさんありますが、特にレースの組み方や考え方は、養成所の訓練で練度は増したと思います。
同じ戦法を取るにしても、どういう気持ちで臨むのが自分に合っているのか、あるいはどういう気持ちで挑むと失敗に繋がるのかを学ぶことができました。
Q:楽しみ半分、緊張半分ということでしたが、プレッシャーは?
プレッシャーというよりは緊張という感じですね。右も左もわかっていないことからくる緊張だと思っています。
Q:明日、発走機についたらまた変わる?
レースに入ってしまえば、自分がこれまでやってきたことを信じていつも通りの動きをするだけなので。むしろ今のほうが緊張しているかもしれないですね。
Q:明日の戦い方は?
とにかくしっかり全力を出し切って、頑張ることだけを考えています。自力で頑張ります。
注目の1戦は5R 17:06発走
運命のデビューは明日1月4日・松戸競輪 5R(17:06発走予定)。大きな期待を背負った超新星がどのようなレースを見せるか、注目だ。