その年の競輪選手No.1を決定するレース『KEIRINグランプリ』。2024年は12月30日、静岡競輪場で行われる。
この記事では2年連続出場、眞杉匠選手を紹介する。
眞杉匠プロフィール
ますぎ・たくみ(栃木/113期)
デビュー年 | 2018年 |
KEIRINグランプリ出場歴 *…優勝 |
2023 |
出場権獲得 | 獲得賞金上位 |
そのキャリアのスタートは高校時代。自転車の名門・作新学院で研鑽を積み、その後競輪学校(現:競輪選手養成所)に入校。本人いわく「ギリギリの成績で合格しました」とのことだが、プロデビュー翌年にはS級に特別昇級している。
プロデビュー直後には落車が続き、S級に上がってからは成績が思うようにいかないなど悩むこともあったものの、S級昇級の翌年(2020年)からはG1レースにも名を連ねるようになり、着実に結果を残してきた。
2023年は2つのG1で優勝し、KEIRINグランプリ初出場。2024年は怪我の影響もありG1タイトルこそ獲得できなかったが、2つのG2開催で優勝、獲得賞金上位で2年連続2度目のKEIRINグランプリ出場権を獲得している。
そのレーススタイルは「先行」。「午前中に60キロ、午後もがき」という練習をほぼ毎日行っているという。先行を好む理由としては「先頭にいれば転ばない」という部分が大きいようだが「とはいえ番手に入って競ったりすることも苦手ではない」と語る。
直近の平均競走得点はほぼ右肩上がりで推移。グランプリ直前の開催となる『競輪祭』は決勝進出こそできなかったものの、開催中に3回1着を獲っている。年の後半に向けて仕上げてきた眞杉が、どのようなレースを見せるか見守りたい。
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KEIRINグランプリとは?
毎年年末に開催される、競輪界の最高峰レース。ビッグレース(=G1)での優勝者と、賞金獲得上位の合計9選手が1発勝負で「グランプリチャンピオン」を賭けて争う。2024年の優勝賞金は昨年より300万円上がり、1億3300万円。
その年をトップで走り抜けた9選手は、2000人以上の競輪選手のトップの称号「S級S班」として翌年1年間を過ごす。さらに「グランプリチャンピオン」となった選手は翌年1年間をチャンピオンとして過ごし、全てのレースで1番車で走ることとなる。
KEIRINグランプリ2024選考基準
以下の選考基準から出場選手9人、補欠1人が選ばれる。
・G1レース優勝者
・ パリオリンピック自転車競技ケイリン金メダル獲得者(選考時SSまたはS1在籍)
・選考用賞金獲得額上位者(同額の場合は1月〜10月開催までの平均競走得点上位者)
・選考期間は2024年1月〜11月(競輪祭最終日)
KEIRIN.jp:検索/資料室>Gレース等選考基準一覧表>KEIRINグランプリ