その年の競輪選手No.1を決定するレース『KEIRINグランプリ』。2024年は12月30日、静岡競輪場で行われる。

この記事ではS級S班にカムバックを果たした、郡司浩平選手を紹介する。

郡司浩平プロフィール

ぐんじ・こうへい（神奈川/99期）

高校球児から競輪の道へと進んだ郡司浩平。デビューから2年でS級に上がり、同年中にS級初優勝や特別競輪への出場を果たす。そこからじっくり力をつけ、2019年に賞金上位でKEIRINグランプリに初出場。翌年には競輪祭で初G1タイトルも獲得し、2022年まで連続でKEIRINグランプリへ出場した。

しかし2023年、郡司はここまで4年維持してきたS級S班の座から陥落してしまうことに。
だが、驚くべきはその復帰の速さだ。

郡司は2024年に入って最初のG1、全日本選抜競輪で優勝。わずか50日あまりでKEIRINグランプリ2024への出場権、つまりS級S班への復帰を確定させた。

2024年を通した3連対率（3着までに入った確率）は75%。平均競走得点も夏以降ほぼ右肩上がりとなっている。なおKEIRINグランプリ直前のレースである11月の競輪祭では準決勝で落車してしまっているが、最終日のレースでは1着と、大事なく走れている姿をファンに見せた。

グランプリ本番には同じ神奈川の北井佑季も出場。南関東のエースとして力をつけてきた北井とは、たくさんのレースで連携してきた。強力な2人が地元地区・静岡でどのような結果を出すのか、期待が集まる。

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北井佑季
古性優作
脇本雄太
眞杉匠（近日公開）
清水裕友（近日公開）
新山響平（近日公開）
岩本俊介（近日公開）

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KEIRINグランプリとは？

毎年年末に開催される、競輪界の最高峰レース。ビッグレース（=G1）での優勝者と、賞金獲得上位の合計9選手が1発勝負で「グランプリチャンピオン」を賭けて争う。2024年の優勝賞金は昨年より300万円上がり、1億3300万円。

その年をトップで走り抜けた9選手は、2000人以上の競輪選手のトップの称号「S級S班」として翌年1年間を過ごす。さらに「グランプリチャンピオン」となった選手は翌年1年間をチャンピオンとして過ごし、全てのレースで1番車で走ることとなる。

KEIRINグランプリ2024選考基準

以下の選考基準から出場選手9人、補欠1人が選ばれる。

・G1レース優勝者
・ パリオリンピック自転車競技ケイリン金メダル獲得者（選考時SSまたはS1在籍）
・選考用賞金獲得額上位者（同額の場合は1月〜10月開催までの平均競走得点上位者）
・選考期間は2024年1月〜11月（競輪祭最終日）

KEIRIN.jp：検索/資料室＞Gレース等選考基準一覧表＞KEIRINグランプリ

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