2024年2月、3連休の最終日となる12日(月)に『全日本選抜競輪(G1)』の決勝戦が行われた。2024年最初となったG1を制したのは郡司浩平。

北井佑季の強力な走りを繋ぎ、2回目となる全日本選抜を制覇し、自身3回目のG1タイトル獲得を果たした。レースの模様と優勝コメントをお届けする。

決勝戦

発走予定 2月12日(月・祝)16:30

枠番 車番 選手名 府県/期別
1 1 新山響平 青森/107期
2 2 古性優作 大阪/100期
3 3 清水裕友 山口/105期
4 4 浅井康太 三重/90期
5 松谷秀幸 神奈川/96期
5 6 北井佑季 神奈川/119期
7 南修二 大阪/88期
6 8 山田英明 佐賀/89期
9 郡司浩平 神奈川/99期

並び一覧

新山-浅井
古性-南
清水-山田
北井-郡司-松谷

古性の3連覇、今開催を全て1着で勝ち上がってきている北井、その北井とラインを組む郡司などに注目が集まった決勝戦。

レースがスタートしてまず先頭誘導員を追ったのは古性、郡司、清水の3人。一瞬横並びとなった3者だったが、郡司と清水が位置を下げ、古性が先頭誘導員の後ろを取る形となった。その後1周かけて並びは落ち着き、古性-南、清水-山田、新山-浅井、北井-郡司-松谷となってスピードが上がっていく。

レースが動き始めたのは残り2周半となるところから。最後尾の北井-郡司-松谷が上がってくると、残り2周の先頭誘導員退避の前には、3番手の清水、そして山田も動き出す。一気に外から北井-郡司-松谷が先頭に出ると、その後ろには清水、山田と続く。

どんどんとスピードが上がっていく最中で1周半を告げる鐘が鳴ると、最後尾にいた新山-浅井の2人が仕掛けていく。

残り1周の時点で新山が先頭に出るが、郡司のけん制もあり浅井が遅れてしまい、ラインとしての連携が崩れる。北井は新山の後ろ、2番手の位置に。

単独で逃げる新山に迫っていく北井。車間を空けて残り半周前から仕掛けていくと、郡司と松谷を引き連れて新山を最終コーナーで捕まえ、抜き去っていく。

最終ストレートからは北井が内側、外からは郡司、そして大外から清水が踏み上げてくる。

3車の勝負となった2024年初回のG1は、郡司が北井を抜き去り、清水と僅差の勝負に。

最後は半車輪の差で郡司が先着。2着に清水。レースを作った北井は3着。その北井に最後に迫った古性が4着となった。

郡司は自身2回目となる全日本選抜競輪優勝、そしてこの優勝でG1勝利数を「3」とした。加えて2024KEIRINグランプリ出場への1番のりとなる切符も手にした。

競走結果

車番 選手名 着差 上り 決まり手 H/B 個人状況
1 9 郡司浩平 11.5 差し
2 3 清水裕友 1/2車輪 11.2 捲り
3 6 北井佑季 3/4車輪 11.6
4 2 古性優作 タイヤ差 11.0
5 5 松谷秀幸 1 車身 11.5
6 7 南修二 タイヤ差 11.0
7 1 新山響平 2 車身 12.0 HB
8 8 山田英明 2 車身 11.5
9 4 浅井康太 9 車身 12.3

優勝 郡司浩平コメント

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