その年の女子競輪選手No.1を決定するレース『ガールズグランプリ』。2024年は12月29日、静岡競輪場で行われる。

この記事では4年連続出場、尾方真生選手を紹介する。

尾方真生プロフィール

おがた・まお(福岡/118期)

デビュー年 2020年
ガールズグランプリ出場歴
*…優勝
2021、2022、2023
出場権獲得 賞金獲得上位

熊本で陸上競技に勤しむ学生時代を経て、強豪ガールズケイリン選手が集まる久留米の地をホームバンクとしてデビューした尾方。

卒業記念レース優勝、デビュー戦も完全優勝、デビュー翌年からガールズグランプリ出場と、その実力は折り紙つきだ。

ガールズグランプリ2021

2024年は7月の『ガールズケイリンフェスティバル2024』で優勝し、ビッグレース初制覇。レース後には「ビッグの初優勝は逃げ切ってできたらいいなと、以前から考えていました。その通りにできたから、自分らしい勝ち方だったかなと思います」と語った。

競輪祭直前までの2024年年間勝率は75.6%と、1年を通じて安定した成績を収めている。

レース直前までミックスゾーン(記者が取材できる区画)にいることも多い尾方。リラックスした雰囲気を出していることが多いが、「碧衣さんが居るので緊張しないんだと思います。普通開催のレースもですが、碧衣さんがいなかったら緊張するんです」と語る。

偉大な姉弟子である児玉碧衣とは、『ガールズグランプリ2024』でも対戦することとなる。「(緊張しないことが)良いのか悪いのか……っていうか普通に良くないと思いますけど」とは言うが、そのリラックス感が良い効果を産むのか、注目していきたい。

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児玉碧衣
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尾崎睦
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ガールズグランプリとは?

2023年から新たにG1グレードが追加された、ガールズケイリンの最高峰レース。ビッグレース(=G1)での優勝者と、賞金獲得上位の7選手が出場できる。

男子と異なり選手同士の連携がないため、選手個々の力、メンタルの強さ、戦術が際立つとも言える。自分との戦いを勝ち抜いた選手だけが立つことのできる、年に一度の晴れ舞台だ。

なおガールズG1は2024年現在3つ。2025年には4つ目のガールズG1『女子オールスター競輪』が新設される。

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ガールズグランプリ2024選考基準

選考期間:2024年1月~2024年11月(2024年度競輪祭女子王座戦最終日)

・開催時L級在籍
1)選考期間におけるG1優勝者
2)パリオリンピック自転車競技ケイリン金メダル獲得者
(1月から10月の平均競走得点が上位20位以内の者)
3)選考期間における選考用賞金獲得額上位者
(同額の場合は1月~10月開催までの平均競走得点上位者)

KEIRIN.jp>競輪資料室>グレードレース等選考基準一覧表

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