日本唯一の競輪選手養成機関「日本競輪選手養成所(JIK)」。2024年度の候補生となる第127・128回候補生入所試験が8月末で締め切られ、その内容が公開された。
51歳の応募も!男子候補生
70人程度を募集していた男子候補生には403人が応募、倍率は5.8倍。最年長は51歳と、幅広い応募があった(全体の平均年齢は23.3歳)。
自転車未経験者向けの受験方法「適性試験」に応募したのは75人。そのうち、自転車トラック競技以外のスポーツで優秀な成績を収めたとして1次試験を免除となったのは6人。空手、野球、ボート競技などの経験者と発表されている。
なお現在(2023年度)在所中で第1回記録会で唯一ゴールデンキャップを獲得した仲澤春香(126回生)や、早期卒業の121回生で現在自転車トラック競技ナショナルチームでも活躍する太田海也もボート競技出身者だ。
仲澤春香がゴールデンキャップを獲得!山崎、阿部、中石は惜しくも届かず 第1回記録会/日本競輪選手養成所 第125・126回生
前年度比11人増 女子候補生
女子候補生は20人程度の募集だったところ、全国から58人が応募し、倍率は2.9倍となった。応募者は昨年(2023)に比べて11人増加している。応募者の年齢は18歳〜52歳、全体平均は24.0歳。
21人が適性試験で応募しており、うち3人が1次試験免除者。陸上競技やセーリングの経験者であることが発表されている。
なお自転車トラック競技ナショナルチームで活躍する太田りゆ(112回生)も陸上競技出身者で、適性試験で競輪選手養成所に入所している。さまざまなバックボーンを持つアスリートが、新たな活躍の場として競輪を選択している。
試験スケジュール
男子 | 女子 | |
応募期間 | 2023年6月1日〜8月21日 | |
1次試験 | 【適性】10月11日 【技能】10月23日〜28日 |
【適性】10月1日(A日程) 【適性】10月3日(B日程) 【技能】10月4日〜5日 |
1次試験合格発表 | 11月14日 | |
2次試験 | 12月5日〜6日 | 11月29日〜30日 |
2次試験合格発表 | 2024年1月18日 |
※特別選抜試験の場合は応募期間・試験日程が異なる。
▼1次試験の合格発表についてはコチラ